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小説 こころ

Soseki Natsume

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866513560
ISBN 10 : 486651356X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

葛藤、罪悪感、エゴイズム、贖罪…あの読後感が、いまよみがえる。累計700万部、教科書に掲載され、いまなお議論される日本文学の最高峰。美しいイラスト、豊富な振り仮名、丁寧な用語解説でとにかく読みやすい!

【著者紹介】
夏目漱石 : 1867年‐1916年。小説家。本名は夏目金之助(なつめきんのすけ)。近代日本文学を代表する作家の一人。帝国大学(現在の東京大学)英文科卒業後、松山で中学校教師などを務めたあと、イギリスへ留学。帰国後は東京帝国大学講師となる。代表作は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『明暗』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小学6年生の時に初めて手に取った夏目漱石...

投稿日:2021/04/08 (木)

小学6年生の時に初めて手に取った夏目漱石の作品です。子供心に「こんなすごい小説はない…」と胸ぐらを捕まれた気分で夢中になって読み耽りました。大人になって読むとほんのりホラーやBLの香りも漂う、紛うことなき名作です。

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    久々にこころを読み心を動かされる。明治の終わりと共に妻を残し自死に至る先生の手紙で終える小説。この小説に通底する死の不吉な基調。先生の両親の死、残された金を巡り叔父に欺かれた過去、私の父親の死期、Kの死、妻の母の死、明治天皇の崩御と乃木大将の殉死。いくつもの死は明治という時代の死でもあり、そこに死の裏側にある生の萌芽は見出せない。主人公の私は、東京で先生の葬儀に出た後にどう生きるのであろう。文響社のこの本は挿絵入り、ルビ振り、文字の意味付きで文庫本より読みやすかったです。違う形式の本で読み直すのもいいな。

  • 鱒子

    言わずと知れた夏目漱石の代表作のひとつがイラスト付きで。このイラストがビックリ!なんと漫画のひとコマなのです。なので、イラスト内に台詞入りの吹き出しが書いてあります。そしてこのイラストは「漫画こころ(作者 有栖サリ)」からの引用。文響社さん、面白いことするなぁ。

  • 紅香@新刊購入まで積読消化あと2冊⭐︎

    『私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴びせかけようとしているのです』父親の臨終間際。届いた分厚い手紙は今にも血を噴き出しそうな激しい寂寥だった。。先生と私、両親と私、先生の遺書+イラストで世界観を広げている。夏目漱石の魅力に今更ながら気付かされ、舞い上がる。そして打ちのめされた。高校の頃には見えなかったこころの襞。塵を被ってきた今ならば理解できる。だから恋は嫌い。『私の鼓動が停まった時、あなたの胸に新しい命が宿ることが出来るのなら満足です』遺書は渾身の追体験。絶対に忘れない。圧巻な一冊。

  • 六月一日宮玲子

    言わずと知れた日本文学の最高傑作。文響社の文芸シリーズはマンガとセットになっており、マンガから引用された挿絵が所々にある。小説を読む前にマンガを読んでおくと、そのシーンで登場人物がどんな動きをしていたか、どんな風景だったかが想像しやすいと思う。

  • 実は『読んでなかった…』ものですから、良い機会と思いまして。私には、何が故にそこまで「先生」を慕うことになったのかが解からないまま物語は進んでしまい、なんとか付いて来れた(読了できた)次第です。百年前の ―これは男の美学と言うのならそれも解らなくはない― 文学でありました。

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