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国宝 上 青春篇

Shuuichi Yoshida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022515650
ISBN 10 : 4022515651
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan

Content Description

1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」。侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。『悪人』から10年、新たな最高傑作。

【著者紹介】
吉田修一 : 1968年長崎県生まれ。97年に『最後の息子』で第八十四回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年には『パレード』で第十五回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第百二十七回芥川賞を受賞。純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞し話題となる。07年『悪人』で第六十一回毎日出版文化賞と第三十四回大佛次郎賞を受賞。10年『横道世之介』で第二十三回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    吉田 修一は、新作中心に読んでいる作家です。著者の作家生活20周年記念作品、まずは上巻を一気読みです。 本作の公式サイトも充実しています。 https://publications.asahi.com/kokuhou/ 続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。

  • パトラッシュ

    長崎の少年が美貌と才気を見込まれて歌舞伎役者の弟子となり精進を続け遂には人間国宝にまでなる物語は「ジャン・クリストフ」以来の教養小説のパターンだ。しかし間違いなく著者は悪魔メフィストと魂を売り渡す代わりに現世のあらゆる快楽を体験する契約を結ぶゲーテのファウストを念頭に、日本一の歌舞伎役者になるため悪魔と取引したと自称する立花喜久雄を創造した。こんな人間が主人公では普通の芸術家小説にはならない。喜久雄は失敗と挫折と重ねながら他者の運までもわがものに成長していく。その周囲には無数の死体を残して。(下巻に続く)

  • 鉄之助

    戦前の長崎・花柳界の賑わいから、物語が始まり、スッと小説の中に入り込めた。歌舞伎など伝統芸の世界が中心か、と思わせたがヤクザの抗争、人間の闇と光…など、壮大なドラマだがあちこちに話が流れ、中だるみ感も。下巻に期待。

  • tetsubun1000mg

    カンヌ映画祭で、熱烈なスタンディングオベーションを受けたとの情報が有ったので早めにと選ぶ。 吉田修一さんの小説はサラリとしたドライなものが多いような印象だが、たまに長崎のヤクザ物を書くとギラリとした血の匂いがする本も出されている。 出だしは長崎の任侠一家の話からスタートするので黒吉田修一からの派生作品のようだ。 まだ、上巻だが歌舞伎の稽古シーンだけでも読む人を熱くさせる文章。 終盤で落ち着かせるような納め方で、下巻を読む楽しみがわいてくる。 映画作品も2時間55分と異例の長編だが読み終えてから見てみよう。

  • ウッディ

    ヤクザの親分の子供として生まれた喜久雄は、抗争で父を失い、故郷の長崎を追われ、歌舞伎役者の花井半二郎に引き取られる。そこで歌舞伎に魅了され、同い年の半二郎の息子俊介と切磋琢磨しながら、稽古に励む喜久雄は、いつしか半二郎から後継者に指名される。懐かしい昭和の雰囲気を感じながら、未知なる歌舞伎の世界に少しずつ惹かれてゆく自分がいる。歌舞伎役者としての仕事が上手くいかない喜久雄に挽回のチャンスはあるのか?どのようにタイトルに繋がるのか、期待しながら下巻にうつります。

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