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ぼくたちがコロナを知らなかったころ 集英社文庫

Shuuichi Yoshida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445572
ISBN 10 : 4087445577
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

充実の上海ブックフェア。ニューヨークでの観劇とテニス観戦。故郷・長崎のランタンフェスティバルで出会った幻想的な風景。長編小説『国宝』の誕生秘話。そして愛猫の金ちゃん銀ちゃんのこと…。時はまさにコロナ前夜。自由に旅をして現地の人びとと交流ができることは、なんと貴重で尊いのだろう。数々の傑作小説を世に送り出す著者がライフワークとする機内誌『翼の王国』連載エッセイ。

目次 : 人気のない作家in上海/ いつも良い方にハズれる天気予報/ 鎌倉大冒険/ 猫が一番かわいい季節/ Apple Store vs 祇園/ 引っ越しと芥川賞と親友/ オホーツクの流氷/ サーカスの匂い、みなとみらいの匂い/ アンニュイな田舎の男子高生/ 二度目のハワイ/ 我が家の愛猫たち、祝!テレビ初出演/ 龍の鳴き声 九頭龍神社/ SLEEP NO MORE in NEW YORK/ 人生いろいろ、ジンクスいろいろ/ 新宿歌舞伎町の懐/ 鼻が利く人/ 京都大人旅/ 平凡で特別な日/ 長崎のランタン・フェスティバル/ 台湾の親切、日本の親切/ 人前での挨拶、苦手……。/ 銀座の夜/ すげえ、歌舞伎役者/ 大人のお遊び/ 猫の日々、日々の猫/ 都心の公園には未来の宝たち/ 大阪通いがやめられない

【著者紹介】
吉田修一 : 1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞を、「パーク・ライフ」で芥川賞、07年『悪人』で毎日出版文化賞、大佛次郎賞、10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、19年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    ANA機内誌「翼の王国」2016年11月号〜2019年9月号に掲載されたエッセイ。「少し大げさかもしれないが、誰かと出会うということは、それまでに過ごしてきた自分の時間とその誰かの時間が、そこで一緒になるという、とても壮大なことかもしれない」と書かれている通り、人との出会いの素晴らしさが伝わってきます。コロナ禍を経験し、ぼくたちが出会いの大切さを知っていたころを思い出すことの必要性が高まっていると思うんですけど、あながち間違っていないかもしれません。

  • keroppi

    「翼の王国」2016〜2019年に掲載されたエッセイが収録されている。書かれた頃は、コロナなんかなくて、行きたいところに行って人と触れ合えていた。それをこんなタイトルでまとめるのだから、これはこれで凄いと思う。このタイトルにしたことで、その自由さが際立って見えてくる。コロナで失くしたもの、コロナを経て気づいたもの。吉田修一さんの日々の穏やかな感動は、染み入ってくる。

  • pohcho

    ANA機内誌「翼の王国」連載のエッセイ集。毎回、いろんなところにお出かけされていて楽しそう。吉田さんは一見強面なんだけど、中身は横道世之介風の素朴な方。飾らない文章で読んでるこちらもリラックスできた。「ネコメンタリー」撮影秘話も楽しかった。「付き合いが長くなればなるほど、相手のことが分からなくなり、分からなくなればなるほど好きになっている」って、あふれ出す猫愛が素敵。ちなみにタイトルはコロナの前に書かれたエッセイだから。知らなかったころにはもう戻れないけど、また少しずつ、飛行機に乗る旅もできるといいな。

  • piro

    ANA機内誌連載のエッセイ、コロナ前の約3年分を集めた一冊。旅の話や夜の街の話、そして猫の話など、吉田さんの人となりが感じられる軽やかなエッセイ集でした。京都の大人の夜は何だかちょっと羨ましい。京都のお座敷、一度は体験してみたいものです。そして網走、箱根、ハワイ、台湾…私の好きな場所の話ばかり(笑)。箱根以外はしばらく行っていないので、今すぐにでも行きたいなぁ。意外な印象を受けたのが、表紙にもなっている飼い猫金ちゃん、銀ちゃんのお話。何だかんだ言って猫にデレデレな感じの吉田さんの様子が微笑ましい。

  • けぴ

    飛行機はJALよりANA派の自分には機内誌『翼の王国』の吉田修一さんのエッセイは楽しみの一つ。2016年〜2019年の作品をまとめことが書名の由来と思われる。小説も上手い吉田修一さんですが、軽く読めるエッセイもいいもんです。飼いネコの金ちゃん、銀ちゃんに対する愛が感じられる一冊。

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