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ぐうたら生活入門 角川文庫

Shusaku Endo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041063347
ISBN 10 : 4041063345
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan

Content Description

「ケチは美徳」「嫁いじめを復活させよ」「嫌がらせをすべし」…。斜めに、鋭く社会を見つめる文豪は、軽妙につぶやく。すすめるのは“力を抜いていい加減に生きる”こと。「明日出来ることを、今日するな」をモットーとし、「人生どうせチンチンゴミの会」と言い放ち、「男の美点は女にはわからない」とぼやく。親友・北杜夫氏との痛快な「ケチ合戦」など、全編笑いにみち、人生を気楽にしてくれるユーモアエッセイ。

目次 : 人生ケチに徹すべし―後悔しながら浪費する人たち/ 語るにたる“気の弱い奴”―よく、その心情、理解できる人たち/ 亭主族の哀しみ―この小心で孤独な除け者の存在/ “嫌がらせ”のすすめ―この高度な批評精神/ 正義漢づらをするな―自分だけが正しいとして他を裁く独善主義/ 自己催眠で社長になった男―空想力も使いよう/ 女のウソと男のウソ―女は全身全霊でウソをつく/ 女の執念―女優さんもキチガイ女も同じ/ 人生の寂莫を感じるとき―駄犬と人間が似ている話/ 鼻もちならぬ洋行自慢―駆け足旅行で廻ったくせに/ 人間の運命を変えるもの ばかにできない生理現象/ ばからしい人間の集り 披露宴にみる人間の醜態/ 人生どうせチンチンゴミの会 わが風流の集い/ 人生とは退屈なり わが某月某日の記/ 嫁いじめを復活させよ 心にもない仏づらはもう捨てよう/ 人生のことを語りたい 自分の本当の顔をとりもどすとき/ 照れくささのない人間 その動物なみの恥ずかしさ/ ケチ合戦 狐狸庵対ドクトル・マンボウ/ 女にはわからない男の美点 弱気な男、結構/ 怪談(1)幽霊屋敷探訪記/ 怪談(2)ウソでないホントの話/ 男と女の生きる道 ある献身的なメス猫の話/ それでも彼女を愛す わが映画評/ 迷惑な話 わが乗り物談義/ 当たった二十年前の予言 いまだにわからぬそのカラクリ/ あなたも催眠術がかけられる 人間は未来を予見できる/ 運命を知る知恵 合理主義ではとけぬ占い師の存在

【著者紹介】
遠藤周作 : 1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。リヨン大学に留学。55年『白い人』で第33回芥川賞を受賞。66年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞受賞他、数多くの文学賞を受賞。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ビイーン

    これは面白い。辛辣で下品な言葉が多くて、今の時代なら大炎上間違いなし。きっと遠藤先生は立憲民主党や共産党、そして自称リベラル知識人の輩に批判されっ放しだろうよ。日本人は不寛容になってしまった。

  • 金吾

    だらだらと何も考えずに読めます。おおらかな時代を感じますが、人間観察力や視点が面白いです。

  • そら

    たまたま見た動画の女子大生の文学YouTuberの方がこのエッセイを面白いと紹介していたので、読んでみました。読みやすくて面白かった(っ´ω`c)。ぐうたらな部分もあるあると共感できる部分もあり、昭和の文豪な雰囲気も満喫できて、本当によかったです。

  • Carol

    現代と変わらないんだなと思うところと、この何十年かでこんなにも変わったのか!と思うところと両方。大学構内に女性トイレがないなんて想像したこともなかった。しかし便秘症の女性はケチっていうのは傷つくわーw

  • issy

    私の生まれるちょっとだけ前に発刊された狐狸庵先生こと遠藤周作のエッセイ集のようなもの。昭和40年代の様子が窺えたり、著者の人生観や女性観に触れられたり。ドクトルマンボウこと北杜夫の話も何とも愉快。短いあとがきに記されたトルコのことわざ「明日出来ることを今日するな」は私も好きな言葉である。

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