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詩人なんて呼ばれて

Shuntaro Tanikawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104018062
ISBN 10 : 4104018066
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『二十億光年の孤独』以来、第一線であり続ける詩人・谷川俊太郎。18歳のデビュー、女性たちとの出会い、創作の源泉―「国民的詩人」の核心と日本戦後詩の潮流に、当代きっての文芸ジャーナリストが迫る。3年ごしのロング・インタビュー。ぎっしり収録!書下ろし1篇+全2500作から厳選した詩20篇。

目次 : 第1章 哲学者と詩人と/ インタビュー1「詩人になろうなんて、まるで考えていなかった」/ 第2章 詩壇の異星人/ インタビュー2「詩人は、全世界を引き受けようとするんだ」/ 第3章 独創を独走する/ インタビュー3「意識から出てくる言葉じゃない」/ 第4章 佐野洋子の魔法/ インタビュー4「滑稽な修羅場もありました」/ 第5章 無限の変奏/ インタビュー5「運がいいと、それを詩に書けるかもしれない」

【著者紹介】
谷川俊太郎 : 1931年東京生れ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来2500を超える詩を創作、海外でも評価が高まる。多数の詩集、散文、絵本、童話、翻訳があり、脚本、作詞、写真、ビデオも手がける。1983年『日々の地図』で読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞など

尾崎真理子 : 1959年宮崎生まれ。青山学院大学文学部卒業後、読売新聞社に入社。1992年より文化部記者として、文芸月評、作家のインタビュー、連載小説などを担当する。東京本社文化部長を経て編集委員。2015年『ひみつの王国―評伝 石井桃子』で芸術選奨文部科学大臣賞、新田次郎文学賞、同作品を含む活動で2016年度日本記者クラブ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    2017年刊。詩人の訃報を聞き、ツン読書になりかけていた本書を読み進める。本書は、尾崎真理子という希有な聞き手と詩人の共作という形で残された、詩人の生涯と現代日本の詩境を綴ったもの。本文を読み、巻末の書誌を見るにつけても、改めてその存在の大きさを思う。詩人の著作には、直接にはそれ程親しむことはなかったが、『ことばあそびうた』や楽曲に添えられた歌詞と共に、教室や合唱のステージで愉しませてもらった。詩集という形だけではなく、私のように人生の様々な場面で、詩人の言葉に心を揺さぶられた人は少なくないのではないか。

  • しゃが

    労作だった、実に興味深かった。谷川さんの膨大な作品と資料で時系列に解説し、谷川さんへのインタビューで詩作とこれまでの人生を浮き彫りにする。両親、妻たちの関係を「プライヴァシーを公開することに全く違和感がない」「生活の部分から書き出さないと詩の問題も言葉の問題もうまく言えない」と語るように作品にその時々の喜びや葛藤が深く繋がっていた。今まで多くの詩集や絵本に触れてきた喜怒哀楽と違っていたこともがわかり、再読の愉しみが増えた。私が会っていた頃は「沈黙の十年」だったのか。「谷川さん好き」には”堪えられない”一冊

  • Miyoshi Hirotaka

    三十一文字の短歌、十七文字に短縮して季語を入れる俳句。「サラリーマン川柳」は国民文芸。詩は心の声であるとともに言語を体系化させ、それを変化させてきた。谷川俊太郎は日本語の領域を広げてきたといってもいい。文体が多様に変化し続けるわが国の小説も現代詩と見まごう歌詞や広告のコピーも元をたどればかなりのものが谷川の作品に行き着く。個人的にも鉄腕アトムの作詞者だったこと、中島みゆきの卒論は谷川俊太郎の詩だったこと、「百万回生きた猫」の佐野洋子は3人目の妻だったことなど、意識せずに作品やその派生作とすれ違っている。

  • 踊る猫

    あらかじめ主義主張があってそれに自分の言いたいことをあてはめていくのではなく、その時その時に浮かび上がる自然に生まれたことを後からつなげていく。それが谷川俊太郎の流儀なのだろうと思った。それはややもするとかなり散漫な足取りとなりうる。無計画にかつ野放図に、書いたものが広がっていくわけだから……そう考えると尾崎真理子によるこの仕事はそんなバラエティに富んだ谷川俊太郎をポータブルな1冊の本に仕上げたということで、実に「敏腕」というか「辣腕」が発揮されたグッジョブということになる。この詩人を知りたい人に薦めたい

  • ばんだねいっぺい

    もうひとつのロングインタビューがよかったので、パスしていたんだけど、 尾崎さんの愛情も、文学批評も、私生活への踏み込みも、とにかくサービス精神に溢れたすばらしい本だった。

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