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阪神ファンとダイビング 道頓堀と御堂筋の物語 祥伝社新書

Shouichi Inoue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396117177
ISBN 10 : 4396117175
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

一九八五年・二〇〇三年・二〇〇五年・二〇二三年、阪神タイガースがセ・リーグ優勝を果たすと、歓喜したファンは戎橋、およびその辺から道頓堀川に飛び込んだ。いわゆる道頓堀ダイブである。川への飛び込みは今や、納屋橋から堀川へ飛び込む中日ファン、福博であい橋から那珂川へ飛び込むソフトバンクファン、ハロウィンや年末のカウントダウンでも見られるようになった。なぜ、喜びのあまり我を忘れた人は、都市の川に飛び込むのか。著者は、その理由を目抜き通り(御堂筋)に引き寄せられた人たちが水辺(道頓堀)に向かう様から読み解いていく。近代から現代にかけて変容した都市と人間の姿を浮かび上がらせたユニークな文化論!

目次 : 第一部 御堂筋(御堂筋パレードの原点は/ アンチ・ジャイアンツの先達は/ 球団の夢、電鉄の夢/ 空席がめだつ甲子園/ 御堂筋シリーズともよばれたが/ 糟糠の妻/ 今津線での攻防は/ 新橋、心斎橋、そして難波/ 革命前夜/ フーリガンのはけぐちは)/ 第二部 道頓堀(それでも、川にはとびこんだ/ エンクロージャー・ムーブメント/ 道頓堀のマスコット/ カーネル・サンダース、ふたたび/ ダイビングは拡散して/ マンチェスターか、ベネチアか/ 水面からはへだてられ/ 水都大阪/ 船場をかこむ見えない壁/ 道頓堀と御堂筋)

【著者紹介】
井上章一 : 国際日本文化研究センター所長。1955年、京都府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、国際日本文化研究センター教授などを経て、現職。専門の建築史、意匠論の他、日本文化や美人論など研究分野は多岐にわたる。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞、『京都ぎらい』で新書大賞2016を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    題名につられて読んだ。なぜなら、1985年10月16日阪神タイガースがセ・リーグ優勝したその夜、多くの阪神ファンが道頓堀川に飛び込んだ現場近くで道ゆく人たちとハイタッチをしながら友人と闊歩していたからである。本書は、在阪球団の歴史的な変遷から阪神タイガースと御堂筋との関連を考察し、水都大阪が昭和になり埋め立てられ残された水路としての道頓堀川と住人との関係を解く。一部・御堂筋と二部・道頓堀川から成る。最初に御堂筋パレードをしたのは、1959年難波に大阪球場を本拠地としていた南海であったのは知らなかった。

  • hideto

    珍しく、タイトルそのものに惹かれた本です。しかも、作者は国際日本文化研究センターの所長。そんな先生がなぜこんな本を?と思いながら読み始め。タイトルにあるダイビングのみならず、阪神の歴史を始め、大阪の御堂筋、道頓堀の歴史にまで及ぶ壮大な物語。今年の阪神は圧倒的な強さでセ・リーグ優勝を果たしましたが、これから始まる日本シリーズではどうなるのか?優勝してまた道頓堀に飛び込むのか?御堂筋パレードは行われるのか?色々と興味深い一冊でした。

  • つまみ食い

    南海という球団が大阪で持っていた意味を全く知らなかったので、そこが新鮮だった。

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