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イケズな東京 150年の良い遺産、ダメな遺産 中公新書ラクレ

Shouichi Inoue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121507518
ISBN 10 : 4121507517
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナ禍で一段と東京一極集中の是正が叫ばれているが、事はそう単純ではないと井上氏。私たちの東京への思いは複雑で、歴史的に捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代まで遡って。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、二都を往復する気鋭の建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博など、古今東西の都市開発のレガシーについて論じ合う。話題はGHQ、ナチスから黒川紀章、ゴジラ、寅さんまで縦横無尽。

目次 : 1章 論考1 「東京ばなれ」を疑う―企業人は「城」を捨てられない(ポスト・コロナのオフィス・ビル/ 天守閣と城下町 ほか)/ 2章 対談1 愛される建築、愛されない建築―五輪と万博のレガシーをめぐって(京都に「都落ち」/ 「都」は今でも京都? ほか)/ 3章 リレー・エッセイ 東西まちまち―建築史家と建築家がコロナ禍中で考えたこと(京都の河原 おおらかな「広場」(井上)/ 映画に思う「水の都」艀の時代(青木) ほか)/ 4章 論考2 さまざまな声が響き合う空間を―コロナ禍とダニッシュ・モダン(可能性の宝庫としての大戦間/ 陰翳と集い ほか)/ 5章 対談2 「建築文化を大事にしない国」ゆえの希望(ブロックバスター展の曲がり角/ 模型づくりという日本文化 ほか)

【著者紹介】
井上章一 : 1955年京都府生まれ。国際日本文化研究センター所長。京都大学工学部建築学科卒、同大学大学院修士課程修了。同大学人文科学研究所助手、国際日本文化研究センター助教授、同教授を経て、2020年より現職。専門の建築史・意匠論のほか、日本文化や美人論、関西文化論など、研究範囲は多岐にわたる。『つくられた桂離宮神話』(サントリー学芸賞)、『南蛮幻想』(芸術選奨文部大臣賞)、『京都ぎらい』(新書大賞2016)など著書多数

青木淳著 : 1956年横浜市生まれ。建築家。東京藝術大学教授。東京大学大学院修士課程修了。91年青木淳建築計画事務所(現在、AS)を設立。住宅、公共建築、商業施設など作品は多岐にわたる。“潟博物館”で日本建築学会賞作品賞を受賞。京都市美術館の改修に西澤徹夫とともに携わり、2回目の日本建築学会賞作品賞を受賞。2019年4月に同館の館長に就任。04年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おいしゃん

    堅い話にみえて、意外にとっつきやすい対談や往復書簡集であったが、結局フワフワと主張がよくわからない感もあり。あとは、全ての論点がコロナに基づいているので、何十年かすると当時のライフスタイルの変容を知れる材料になりそう。

  • 紙狸

    22年1月刊行。建築史出身の井上章一と建築家青木淳の本。二人をつないだ新聞でのリレーエッセイと、その後の対談などを収録。新型コロナ流行の中で、建築や社会を考え直し、コロナ禍がもたらした変化からプラス面もくみとろうとする。井上は、日本の町の建物が「エゴを発散」させてばらばらな形状であることを指摘。新型コロナへの対応を巡り、日本では私権制限が緩いことも挙げる。「日本だから花ひらいた自由というものも、どうやらありそうである」。パリ、東京、大阪を比較して、万博と五輪のレガシーを論じたくだりも面白かった。

  • キョートマン

    やはり面白い部分は京都の文化を語った部分。それに対して、東京の部分はどこが「いけず」なのかがよく分からなかった。

  • テイネハイランド

    図書館本。ベストセラー「京都嫌い」でも知られる井上氏(専門は建築史・意匠論)と現役の建築家との共著です。井上氏の最近の著書を読む限り、組織内でのポジションが上がるにつれて、すっかりその著書からはその切れ味というか研究者としての矜持が無くなっているように感じました。所長ともなると色々仕事が忙しいのですかね。元々井上氏の著書ってこんな感じでは?と反論されるとそうかもしれませんが。本書に関する限り炭酸が抜けたビールのようで人には推薦したくありません。対する青木氏の文章も論旨が少しわかりにくい箇所がありました。

  • Hiroki Nishizumi

    うーん、いろいろごちゃごちゃ言ってるけど、あまり感じるものが無かった

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