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放浪探偵と七つの殺人

Shougo Utano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062735261
ISBN 10 : 4062735261
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan

Content Description

大学の男子寮で殺人事件が発生。犯行時刻に外部からの侵入者はいなく、すべての寮生にはアリバイがあった―「有罪としての不在」や、“水難”とは何を示すか見きわめると、犯人がわかる?「水難の夜」など、さすらいの名探偵・信濃譲二が奇想天外な難事件の謎を見事な推理で解決する七つの傑作短編を収録。

【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年千葉県生まれ。東京農工大卒。’88年、島田荘司氏の推薦を受け『長い家の殺人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 流竜会

    歌野さん作品の探偵「信濃譲二」の事件簿ともいうべき短編集。事件簿というより、「あっ、それね、そこに僕がいたので事件解いちゃいました」みたいな岡目八目的な文体が印象に残ります。肩凝らずに読める、それでいて深みのある謎解きが良いですね。これは、なかなか描こうと思っても難しいのではないかと・・・。短編集ですが「有罪としての不在」という作品は、久々に「読者への挑戦」なんていう”踊り場”があり思わずペンを持って考えてしまいました。でも私、外れました。探偵の要素ありません(笑)。k

  • 藤森かつき(Katsuki Fujimori)

    印象的な事件の多い短編集。殺人は小細工せず自首するのがお勧めだと感じた。色んな場面に、奇抜な服装の信濃が登場している。話ごとに、今度はどんな登場の仕方するんだろう? というのも楽しめた。信濃の服装は、夏場にはそんなに違和感ないだろうけれど、冬場はちょっと見てる方まで寒くなりそう。「烏勧請」殺人の隠蔽はリスクが高すぎる。大規模にやってこの結末とは切なすぎる話。「水難の夜」信濃がそんなところに居るとは。「W=mgh」は初っ端から大きなヒントがあったのに、読んでるうちにすっかり忘れてた。この話が一番好みだった。

  • tengen

    信濃譲二シリーズ第4弾。7つの殺人事件。 ☆ 卒論に追い込まれる中、思わず刺してしまった。が、この細工で完璧、のはずが。 ☆ 廃墟病院に隠した死体が消えた? ☆ ゴミ屋敷での密室殺人の謎。 ☆ 学生寮での密室殺人、解決に必要な材料はすべて提示した。 読者への挑戦 ☆ 悪徳商法の女社長が殺害され、ピザ配達員が発見する。 ☆ 殺害時刻の後に被害者は目撃されていた。 ☆ 新興宗教謎の塔に磔された遺体の謎。 ☆彡 ドア⇆ドア/幽霊病棟/烏勧請/有罪としての不在/水難の夜/W=mgh/阿闍梨天空死譚

  • papako

    家殺人事件シリーズの信濃ジョージの短編集。お久しぶり。相変わらずの人をくったような態度と鋭い観察力と推理。面白かった!歌野さんの叙述ものもいいけど、こういう本格ものも好き。

  • Gemi

    歌野晶午さん、やっぱり面白い。なんでも読む雑食ならぬ雑読派だと思ってたけど、本当はミステリ好きなんだろうか?この本は歌野さんの初期の頃に登場した、信濃譲二が探偵。そして表題の通り7つの謎を解いていく短編集。正直、自分で謎を解けたことはない。今作には読者への挑戦状などあり、自分の不甲斐なさを再認識させてくる。しかしミステリ作家さんてどれだけネタ?アイデア?を持っているんだろう。どの話の謎解きもワクワクさせる。なんとなくもやっとしか分かっていない「有罪としての不在」の解答が知りたい。ネタバレ探してみよう。

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