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川に死体のある風景

Shougo Utano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488400545
ISBN 10 : 448840054X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

光射す美しい川面に、ゆらゆらと死体が流れてくる。その死体にはいったいどんなドラマと謎があったのか―。東京の玉川上水を舞台に少年同士の愛憎を描く、歌野晶午「玉川上死」。『聖域』で活躍する山岳遭難救助隊が登場する、大倉崇裕「捜索者」。『女王国の城』の前日譚、木曾の桜川での事件を江神が鮮やかに解く、有栖川有栖「桜川のオフェーリア」など六篇収録のアンソロジー。

【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年千葉県生まれ。88年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』が第4回本格ミステリ大賞、第57回日本推理作家協会賞をダブル受賞

黒田研二 : 1969年三重県生まれ。2000年『ウェディング・ドレス』で第16回メフィスト賞を受賞しデビュー

大倉崇裕 : 1968年京都府生まれ。97年「三人目の幽霊」が、第4回創元推理短編賞佳作入選。98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞

佳多山大地 : 1972年大阪府生まれ。94年第1回創元推理評論賞に投じた「明智小五郎の黄昏」が佳作入選。ミステリ評論家として活躍。『この世でいちばん珍しい水死人』が初のミステリ創作となる

綾辻行人 : 1960年京都府生まれ。87年『十角館の殺人』でデビュー。92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞

有栖川有栖 : 1959年大阪府生まれ。89年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    6人の作家による、推理小説のアンソロジーです。歌野さん、綾辻さん、有栖川さんは他の作品で知っていましたが、ほかの作家の方は知りませんでした。川に死体がある風景ということでの一題話のような感じで、それぞれの力量がわかるような感じの作品集でした。これくらいの長さだとあまり差が出ないのかもしれません。私は結構楽しめました。

  • aquamarine

    川に死体のある風景をまず表現してストーリーが進むアンソロジー。どの作家さんも安定の上手さです。佳多山さんだけはこれはシリーズの中の一編目?ちょっと置いてきぼりを食らった感はあります。大倉さんはちゃんと最初に川に死体の風景を表現していますが山岳ミステリなので確かに山に死体のある風景でもありますね。「白虹」は読んでいますが山岳ミステリも本当に上手いのを再認識し「聖域」も読みたいと思いました。歌野さん、黒田さんの作品が本格好きとしては特に好みです。綾辻さんの書かれなかった幻のミステリも読んでみたかったです。

  • オーウェン

    川と死体を出す題材にして6名の作家が創作したミステリ。 歌野晶午を始め、有栖川や綾辻など名だたる作家が名を連ねている。 1つ目は「玉川上死」高校生のいたずらから始まる殺人の謎。 2つ目は「水底の連鎖」川に落ちた3台の車の事故の真相。 3つ目は「捜索者」山で謎の死を遂げた男は事故か殺人か。 4つ目は「悪霊憑き」幽霊が死体の手助けをする推理。 5つ目は「桜川のオフィーリア」江神二郎シリーズの番外。 短編とは思えないほど面白い作品だが、こういう企画物では珍しいクオリティ。 別の企画でも実現してほしい題材だ。

  • takaC

    『江神二郎の洞察』早く文庫にならないかなあ、なんてことを思ってみたり。未収録のEMCシリーズ二篇(三篇?)の収録&刊行が先でも良いけど。ん?何の話だ?

  • へくとぱすかる

    歌野さん、黒田さんの作品が、論理中心で読みごたえあり、でした。またテーマに沿った期待通りの作品です。そこからは変化球になって、山の作品(確かに「沢」も、川にはちがいないが)があったり、綾辻作品のように、謎解きがあっても、ホラーの要素が大きかったり。とにかく、ヴァリエーションの豊かさが楽しめました。

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