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Shostakovich String Quartet No.8, Schubert String Quartet No.14 : Aris Quartet

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
GEN18617
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


アリス四重奏団のGENUINへの第2弾!
ショスタコーヴィチとシューベルトの短調の名曲弦楽四重奏曲!


アリス四重奏団のGENUINへの第2弾は、ショスタコーヴィチが深い思いを込めたと弦楽四重奏曲第8番と、シューベルトの『死と乙女』という短調の名曲2曲。第1弾はベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番と第14番でした。
 アリス四重奏団は2009年結成のまだ若い弦楽四重奏団。2016年のARD国際音楽コンクール(日本ではミュンヘン国際音楽コンクールの名で知られています)の弦楽四重奏団部門で第2位と聴衆賞を受賞して一躍名を知られるようになりました。現代的弦楽四重奏団に求められる正確さ、緻密なアンサンブル、繊細な表現を実現しつつ、彼らの音楽には常に血が通っているような温もりがあるのが魅力。ショスタコーヴィチの第8番では随所で作曲者の強烈な痛みを抉りつつ、それが深い悲しみに向かって行くところが見事。シューベルトの『死と乙女』では疾風怒濤的な表現はもちろん、第2楽章の深く静かな情感が聴きどころです。(輸入元情報)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
● シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』


 アリス四重奏団
  アンナ・カテリーナ・ヴィルダームート(ヴァイオリン)
  ノエミ・ツィッパーリング(ヴァイオリン)
  カスパー・フィンツェンス(ヴィオラ)
  ルカス・ジーバー(チェロ)

 録音時期:2018年3月16,17日、4月20,21日
 録音場所:ケルン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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アリス四重奏団は2009年、フランクフルト音...

投稿日:2018/11/11 (日)

アリス四重奏団は2009年、フランクフルト音大の学生だったドイツ人四人によって結成。ハイドン/レーガー/ヒンデミット、ついでツェムリンスキー第2番/バルトーク第5番という渋い選曲のCDを二枚出した後、GENUINに移籍してベートーヴェン第9番「ラズモフスキー第3」/第14番と一気に超名曲路線に転換。これが通算四枚目の録音だ。最年長のチェロ、ルーカス・ジーバーですら1989年生まれだから、全員まだ二十台! 名前のアリス(Aris)はルイス・キャロルのファンタジーのヒロイン(Alice)とは違った綴りで、第1ヴァイオリン、アンナ・カタリーナ・ヴィルダームートのファースト・ネーム冒頭の一文字(A)から始まって、ジーバーのファミリー・ネーム冒頭のSまで、四人の名前からアルファベット一文字ずつを取ったもの。アルカント、アルテミス、ベルチャ、キアロスクーロなど今をときめくクワルテットは軒並み第1ヴァイオリンが女性だが、アリスはアルテミス(プリシェペンコ時代)やベルチャのように第1ヴァイオリンが全体を引っ張ってゆくタイプではなく、すこぶる稠密な響きを誇る四楽器均等な四重奏団。もちろん技術的には非常に達者だが、シャープさを売りにする音楽作りではなく、「ラズモフスキー第3」の終楽章でもスピード競争に参戦する気はないようだ。さて、このCDだが、『死と乙女』の前に単一楽章、20分ちょっとだが、内容的にはきわめて重いショスタコーヴィチ第8番を置く充実したプログラム。どこをとっても表情の作り方が丁寧で、若さに似合わぬ老成した印象すらある。第2楽章の変奏曲なども基本テンポ遅めで、全く「大家」然としている。若いんだからもう少し暴れてもいいと思うし、彼らならではの個性はまだあまり明確に打ち出せていない感じだが、いかにもドイツ的な隙のないクワルテットだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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