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風の中に立て ー伊集院静のことばー 大人の流儀名言集

Shizuka Ijuin

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065353721
ISBN 10 : 4065353726
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

2023年11月24日、作家の伊集院静さんが永眠されました。
交友関係は文壇や芸能界、スポーツ界と幅広く、多くの人に愛されました。
数々の名小説を残した作家でありながら、作詞家としても活躍、『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』の名曲を手掛けました。
酒とギャンブルを愛し、ゴルフの腕前も一流。銀座通いも有名で、女性にも男性にもモテました。
そんな伊集院さんは生前、エッセイの中でたくさんの言葉を残しています。
「酒の良し悪しは、呑み手の心情にある」「人生というものは総じて割に合わないものだ」「理屈は、やることをやった後での無駄口の類いのものだ」「さよならも力を与えてくれる」ーー。
本書では伊集院さんが、生と死、冠婚葬祭での作法、大人の遊び方・働き方について語った言葉の数々を収録しました。
その言葉にはユーモアがありながら、その裏側には人間を見つめる深い眼差しがあります。
伊集院さんの言葉が、生活のさまざまな局面で、きっと人生の支えとなるはずです。

【著者紹介】
伊集院静 : 1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23年11月24日に逝去、享年73。作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』『春の旅人』などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    伊集院さんのそれほど熱心な読者というわけではないが、同時代に生きた方というようなこともあって、比較的手に取ることが多かった作家さんである。一昨年亡くなられた彼にとって、本書は若い人への遺文集といったものだろうか。「本屋がなくなれば、恋愛もどこか淋しいものになる」という文言があり、本屋と恋愛の取り合わせが妙な感じもしたけれども、「人生で何が大切かもわからなくなるだろう。」という後段の文を読み、本屋という文化装置の大切さや意味・役割を改めて思う。なくなって初めて大事さが実感される物事も少なくないのではないか。

  • メタボン

    ☆☆☆★ 人の出逢いは、逢えば必ず別離を迎える。それが私たちの生である。生きていることがどんなに素晴らしいことかを、さよならが教えてくれることがある。身だしなみでまず必要なのは、体調だ。墓参もしくは故人に手を合わせるのは昼までに済ませる。酒の味の良し悪しは呑み手の心情にある。むかい風に立っていることを学ぶ。聳える木には人知れない努力がある。流言は智者にとどまる。

  • tetsubun1000mg

    伊集院氏の小説もエッセイも好きだったので、新作が読めないのは大変寂しいが、作家は文章や本が残るので読者の心には生き続けるのではないでしょうか。 この本は「大人の流儀」シリーズの名言集としてコンパクトにまとめられているが、面白かったのは追悼エッセイだった。 夫が編集者で仲が良かったという漫画家の大和和紀さんは、ペンネームが「はいからさんが通る」のキャラクター「伊集院忍」を元の会社の社長から薦められてつけたとか。 立教大学野球部で一緒だった元プロ野球選手の横山忠夫さんは「カッコつけてたけど、根は繊細だった」。

  • やな

    さよならが教えてくれることがある。

  • katoyann

    逝去を悼むという趣旨で編まれた、過去に発表されたエッセイのベストセレクション。『大人の流儀』は大体読んでいると思うが、記憶が曖昧だったのか、新鮮に感じる文章も多かった。弟と妻を若い頃に亡くし、死別の悲しみを抱えてきた著者が「人の死は、残った人に、ひとりで生きることを教えてくれる」と述べる時、その言葉は誰のものよりも説得的で、印象的なメッセージとなる。悲しさと孤独に向き合った人が愛を得ていく、という考えも喪失経験からきているが、やはり文学の力を感じるところがあった。父の命日に。

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