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短編少女 集英社文庫

Shiwon Miura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087455731
ISBN 10 : 4087455734
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恋に恋する女の子のささやかな成長。家出した少女の冒険と、目の当たりにした社会の現実。早熟な少年が抱く不安と、それをほぐす少女のやさしさ。―人気作家が「少女」をキーワードに綴った傑作短編9編を収録。多感な時期の憂しやときめき、ときに切ない気持ち。そしてそれらの先にある成長を、思い出のアルバムをめくるように楽しんでください。それぞれの作家の魅力も体感できる贅沢な一冊。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    人気作家9人による競作。若干の例外はあるが、概ねは小学生から高校生の少女たちを描いた短篇。ジャンルの上からはエンターテインメント小説。突出した作品もないかわりに、全くダメというものもない。よく言えば、粒揃いということになるのだが、この場合はどちらかというとドングリの背比べに近いか。高校生を描いたものは恋の物語になるのだが、これまたあまり変化が見られない。誰か大胆な作家(例えば山田詠美など)を入れておくべきだっただろう。もっとも、荻原浩「空は今日もスカイ」や中島京子「モーガン」あたりは、今日のリアルを⇒

  • 扉のこちら側

    2018年200冊め。先に読了した『短編少年』同様に、2012年刊の『あの日、君と Girls』を再編集したものであると知らずに購入してしまった。自分が少女と呼ばれる年代だったとしたらどの子と友達になれるだろうか。村山由佳氏が今はだいぶ作風が変わってしまったがこれはまだ昔の作風。

  • しいたけ

    上下巻あるものの上巻の感想を書くのが苦手だと時々言い訳していますが、アンソロジーの感想を書くのも苦手です。ひとくくりに出来ない、それぞれの感動があります。少女といわれる季節は明けそうで明けない梅雨の時期、ちょうど今頃だと思っています。何もしなくても汗が出てきて、雨にも濡れるしカラッとしないし、灼かれる夏への期待と不安で落ち着かないし。どの短編の少女にもあの日の自分を投影して読みました。まだ少女だった自分を忘れていないことを、嬉しく思った読書でした。

  • yanae

    「少女」をテーマにしたアンソロジー。「あの日、Girls」と「あの日、Boys」から選定された9編とのこと。豪華な作家さんだったので手に取る。甘酸っぱい少女時代が描かれて懐かしいような、あの一番不安定な時期を思い返す。好きだったのは、中田さん、橋本さん、村山さんでした。中田さんは、やっぱり影のある人を書くのがホントにうまいくて大好き。ミステリとしても楽しめた。村山さんは初読。唯一心からほっこりした楽しい1作でした。唯一道尾さんだけ既読作品。鏡の花も好きだったからまたひたりました。少年、学校verも楽しみ。

  • りゅう☆

    失恋が導いたモールス信号と出会いに明るさを期待できそうな『てっぺん信号/三浦しをん』。大人に振り回され、でも信頼できそうな大人に出会ったのに可哀想な気持ちの『空は今日もスカイ/荻原浩』。姉と弟の仲良しがいつまでも続くことを願う『やさしい風の道/道尾秀介』。『モーガン/中島京子』への大好きな気持ちがたくさん溢れていて…。盗難事件を見事に解決するもちょっぴり寂しい結末の『宗像くんと万年筆事件/中田永一』。中途半端の17歳の決意にエール送りたい『haircut17/加藤千恵』。青春だからこそ嫌いな物を食べたり→

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