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ISBN 10 : 4819111833
Content Description
真の肉体を渇仰した三島由紀夫が陥った分裂と矛盾とは―。その死を咎めるのは、氏が憂い愛したこの国の本質的危機の時代にそれを予感しながら「不在」となったことだ。鎮魂の書『三島由紀夫の日蝕』のほか丹羽文雄、高見順、小林秀雄、江藤/淳、大江健三郎、川端康成ら様々な接点を持った文士たちとの対話や論争、追悼文に加え石原氏の若き日の肖像につながる文芸批評とエッセイ「発射塔」を収録。
目次 : 三島由紀夫の日蝕/ 文明批判の強靱な鑿―三島由紀夫氏の文体/ 三島語の叛乱―「美徳のよろめき」論/ 「反俗」への走向―三島由紀夫著「剣」について/ 観念的「青春」・三島由紀夫論/ 作家の経営―高見氏の「文学修業の今昔」にこたえて/ 丹羽文雄論―人間の行為様式の透視者/ 文学への素朴な疑問/ 現代小説のヒーローを求めて―江藤淳との対談/ 俗物性との闘い―亀井勝一郎との論争〔ほか〕
【著者紹介】
石原愼太郎 : 作家、政治家。昭和7年神戸市生まれ。一橋大学在学中に『太陽の季節』で芥川賞を受賞。著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)『生還』(平林たい子賞受賞)など多数。国会議員として25年務め、環境庁長官、運輸大臣を歴任。平成11年に東京都知事に就任し、四選をはたす。平成24年、都知事を辞し、日本維新の会代表として衆議院議員選挙に臨み、17年ぶりに国政に復帰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2014/01/18 (土)
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