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みえるとか みえないとか

Shinsuke Yoshitake

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784752008422
ISBN 10 : 4752008424
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。

【著者紹介】
ヨシタケシンスケ : 1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、『りゆうがあります』(PHP研究所)で第8回MOE絵本屋さん大賞第1位を受賞。『もうぬげない』(ブロンズ新社)で第9回MOE絵本屋さん大賞第1位、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞を受賞。『このあとどうしちゃおう』(ブロンズ新社)で第51回新風賞を受賞。その他、著書多数

伊藤亜紗 : 1979年東京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。2010年に東京大学大学院博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ヨシタケシンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。ここ数カ月著者の新作ラッシュです。本日発売の最新刊読みました。相変らずほのぼのとした雰囲気ですが、今回のテーマは高尚で、視覚障碍者や多様性理解のススメです。本書で子供に多様性の重要さ、相手の個性の尊重を説けると良い教育のテキストになると思います。

  • ヴェネツィア

    ヨシタケシンスケさく、伊藤亜紗そうだん。「そうだん」って何だ?と思ったけれど、この本の生まれたきっかけが『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗)にあったゆえ、著者に相談しつつ出来上がったのだそう。ややもすると、安直なヒューマニズムに堕してしまいかねない題材を上手く扱っている。それにはヨシタケシンスケのちょっと惚けたような絵が功を奏しているのだろう。こんな風に、肩ひじを張らない生き方がお互いにとっていいのだと思う。無理をしても続かないのでは仕方がないのだから。

  • zero1

    私を含む多くの人たちは障害者のことを理解していない。目の不自由なことを、宇宙飛行士で表現するのがヨシタケ流。目が見えないことは、単にひとつの特徴なのかもしれない。目が二つ、前を向いているのは地球人だけかも。読んでいて「レインツリーの国」を思い出した。日本人は排他的で【人と違う】ことで排除しようとする。この世にはいろんな人がいる。絵本でそのことを学べる意味は大きい。違いを面白がること。そして理解すること。障害者はただ【かわいそう】な存在ではない。金子みすゞも言っている。【みんなちがって、みんないい】

  • 小梅

    書店で立ち読みですいません。 深く考えさせられました。

  • やすらぎ

    初めてのことは誰しも慎重になる。それが当たり前の日常になってしまったときに、新たな視点で感じることの大切さを教えてくれる貴重な絵本。みえるとか、みえないとかで、それぞれの感じ方がある。ぼくにはあって、きみにはないもの。きみにはあって、ぼくにもあるもの。みんな全部が一緒じゃないけど、少しずつ同じところだってあるんだ。見えるから見えないものも、見えるから困ることもある。見た目より大切なもの。大切なものは見えないんだよって色んな本に書いてある。今まで気づけなかったことを気づけたことで、またひとつ、優しくなれる。

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