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生物学者が考える「生物である人間の理想の食」

Shinichi Fukuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065344620
ISBN 10 : 406534462X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たち人間の体は、私たちを構成する分子のレベルで考えると、一秒たりとも休むことなく生まれ変わっている。一年足らずで私たちの体は、「まったく別人のように」変わってしまう。にもかかわらず、私たち人間はそうした変化を感じることもないし、決して動きを止めることのない変化に混乱なく生命を維持し続ける。こうした生命の在りようを著者の生物学者福岡伸一氏は「動的平衡」と呼ぶ。
「動的平衡」の在りようをわかりやすく示した表現として、福岡伸一氏は鎌倉時代に鴨長明が著した『方丈記』の冒頭の一節をあげる。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」
当然のことながら、そうした人間の「動的平衡」状態を維持するためには「食」が必須条件である。そして、その「食」がいかなる「材」と「質」と「加工」によって構成されているかが、人間という生命の「動的平衡」の健全度、健康度を大きく左右することになる。
 本書の前半部では、第一線の生物学者である福岡伸一氏が、この「動的平衡」についてわかりやすく解き明かしながら、人間にとっての「食」の意味、理想の「食」のあり方を生物学的観点から解説。後半部では、福岡伸一氏の主張を踏まえながら、料理研究家である松田美智子氏が「理想のレシピ40」を紹介。そのレシピ、食材についての福岡伸一氏が解説。




【著者紹介】
福岡伸一 : 1959年東京生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。生物学者・作家。専門分野での論文発表のかたわら、一般向け著作・翻訳も手がける。『生物と無生物のあいだ』(講談社)は88万部超のベストセラーに

松田美智子 : 1955年東京生まれ、鎌倉育ち。女子美術大学卒。料理研究家、日本雑穀協会理事、女子美術大学講師。ホルトハウス房子氏に師事し幅広く料理を学ぶ。「松田美智子料理教室」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mint☆ 現在ログイン率低下

    福岡先生がレシピ本?と不思議だったが第1部は食と動的平衡の話だった。第2部からはレシピ。間に福岡先生の食材に関するコラムが挟まれる。自分は自分が食べたものでできている。当たり前のようだけど忘れがち。きちんと食べてきちんと動く。肝に銘じなきゃ。全てのレシピを作った訳ではないけど、第一刷の本ではしめじのレシピが他のレシピになっちゃってます。その後修正されているといいんですけど。

  • たまきら

    福岡先生が生命のありようを動的平衡(dynamic equilibrium)という物理用語で表現している部分にワクワクして手を取りましたが、後半は普通の健康レシピでした。とはいえ情報量が多いので十分楽しみましたが…。読み終わって、(自分は理想のレシピに何を求めていたんだろう?)としばし考えました。…多分、もっと伝統的なレシピだったり、縄文時代のようなレシピを無意識に求めていたんじゃないのかなあ…。

  • うみ

    ずっと楽しみにお待ちしておりました、福岡ハカセ。食材のひとつひとつに付くハカセの解説。そして美味しそうな料理の写真。作り方はそんなに難しそうじゃない、共著者松田女史の優しさ溢れるレシピの数々。長芋のグラタン、水菜の焼きうどん、ホタテのカルパッチョ、そしてサバ缶のカレー!! けっして夜遅く読んじゃいけない。だってお腹すくでしょーよ!!

  • joyjoy

    第一部の福岡先生の話は、他の著書や講演会でも出てきた話だったが、「私たちは、私たちが食べたものでできている」という「食」の重要性を再認識させられた。第二部のレシピ、作ってみたいものもいくつかあったが、福岡memoのほうを面白く読んだ。にらに含まれるアリシンにはビタミンB₁の吸収を画期的に高める効果があり、これを製剤化したのがアリナミンである、、、などなど。こういう食ネタを自分でもストックしておきたくなった。

  • skr-shower

    レシピに”動的平衡”?確かに体は食べてきたもの由来でできてはいるが。旬の物を美味しく地産地消で、で良いでしょうか…

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