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源氏物語 A・ウェイリー版 4

Shikibu Murasaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865282009
ISBN 10 : 4865282009
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 早蕨 さわらび ファースト・ハーブ/Fern‐Shoots/ 宿木 やどりぎ アイヴィー/The Mistletoe/ 東屋 あずまや イースタン・ハウス/The Eastern House/ 浮舟 うきふね レディ・オブ・ボート/Ukifune/ 蜻蛉 かげろう カゲロウ/The Gossamer‐Fly/ 手習 てならい ライティング・プラクティス/Writing‐Practice/ 夢浮橋 ゆめのうきはし ブリッジ・オブ・ドリームス/The Bridge of Dreams

【著者紹介】
アーサー・ウェイリー : 1889年生まれ。東洋学者。ケンブリッジ大学古典学科を卒業したのち、大英博物館の館員となる。独学で中国語と日本語を学び、白居易をはじめとする中国詩の英訳を発表して注目される。1925年、独力で翻訳した『源氏物語』の刊行を開始。その後『枕草子』『論語』『老子』『西遊記』などを訳して紹介した。1966年沒

毬矢まりえ : 俳人・評論家。アメリカ、サン・ドメニコ・スクール卒業。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業、同博士課程前期中退。俳人協会会員。国際俳句交流協会実行委員。NHK World TV Haiku Masters選者

森山恵 : 詩人。聖心女子大学英語英文学科卒業、同大学院修了。NHK World TV Haiku Masters選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    1ヶ月半を費やして全四巻読了。分かりやすく 且つ味わい深く、楽しめました。「源氏物語」の現代語訳の可能性が広いことを感じた。感想……?

  • アキ

    紫式部とアーサー・ウェイリーと毬矢まりえ・森山恵の化学反応で生み出された新たな源氏物語。とても読みやすくヴィクトリア王朝風でシェークスピアと並び称されてもおかしくない程。宇治十帖の終わり方は東洋の絵巻物の棚引く雲のようだとウエイリーが絶賛している。現代の作家であれば作品へのコメントもあるが、式部はどんな風にその後を考えていたのかな?浮舟から夢浮橋は頁を繰るのももどかしい程。4巻で2760頁。クリムトの絵の装幀も美しい。レヴィ・ストロースもユルスナールもムラサキシキブに魅せられたのは天才ウェイリーのお陰です

  • らぱん

    「早蕨」から「夢浮橋」まで。2800頁の読了に達成感と喪失感を同時に味わう。どっぷりと物語世界にハマっていた。知ってはいたものの、ここで終わるのかという自分の前のめりの姿勢に「明暗」を思い出した。こちらの顛末はおよそ想像できるしそれを書かないところに余韻や味わいがあるとは思うのだけれども。 それにしても、カタカナの名前や役職、西洋のものに置き換えられる様々なものなど斬新で面白かったし、明快で明瞭な文体もまた読みやすかった。おかげで宇治十帖の重要度を再認識させてもらった。新しい源氏物語をかなり楽しめた。↓

  • みつ

    いよいよ最終巻。宇治十帖の4帖目『早蕨』から。主要登場人物は薫、匂宮、コゼリ(宇治の中君)、浮舟の4人に絞られ、彼らの心理の綾が詳細に描かれる。とりわけ薫と匂宮の二人に愛される浮舟の懊悩は、第3巻のアゲマキ(大君)に似つつも、さらに陰翳を帯び、物語の最後を飾るヒロインに相応しい。彼女の選択した行動とその後の展開は、近代的な心理小説と呪術性を帯びた王朝物語が絶妙に混じり合う。余韻嫋々の終結まで、千年の時代と2つの国籍を結ぶ読書の歓びを堪能できた。英訳と日本語への戻し訳、両方の訳者に感謝の他はない。➡️

  • かふ

    マルケス『百年の孤独』が話題だけど、『源氏物語』はさしずめ「千年の孤独」だろうか。だれも幸福になれない物語。この4巻は登場人物関係図が付いていたり、巻末の和歌をまとめてあったり、ヴァージニア・ウルフの書評が出ていたりとお得感があります。装丁のクリムトの絵も良かった。匂宮と薫は光源氏のドンファンの姿と政治的な冷暖さをそれぞれ描いているようで、俵万智が情熱的な匂宮に惹かれるというのがそうなのかなと思った。どちらかというと薫タイプかもと考える男子は多いかも。釣った魚に餌を与えない冷酷な男という(俵万智の解説)。

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