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源氏物語 巻9

Shikibu Murasaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062758352
ISBN 10 : 4062758350
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

亡くなった大君のことを思い切れないまま、薫の君は、今上帝の女二の宮と結婚。中の君は匂宮によって、京・二条の院に迎えられ懐妊するが、姉宮の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を大君の身代わりにと勧める。しかし、可憐な浮舟に匂宮も心惹かれはじめ…。思うにまかせぬ運命の不思議。人の心と運命に、男も女も翻弄される第九巻。

目次 : 早蕨/ 宿木/ 東屋

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島市に生まれる。東京女子大学卒業。’57年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞を受賞。’63年、「夏の終り」で女流文学賞を受賞。’73年、中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。’74年、京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。’87年より2005年まで、岩手県天台寺住職。’92年、「花に問え」で谷崎潤一郎賞を受賞。’96年、「白道」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同年、「源氏物語」現代語訳(全10巻)刊行開始。’97年、文化功労者に選ばれる。2001年、「場所」で野間文芸賞を受賞。’06年、イタリアの国際ノニーノ賞を受賞。同年、文化勲章を受章。’07年には、徳島県県民栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    早蕨から東屋までがおさめられています。宇治十条は本当に紫式部が描いたのかと思わされる表情を見せてきます。薫も匂宮など情けない男たちのように描かれるのが何とも言えません。女の君たちはどう思っていたのか気になるところですね。次巻で最後。クライマックスはどう描かれるのでしょう。

  • レアル

    浮舟登場。私の大好きな薫が壊れてきた…。宇治十帖は登場人物が少ないので分かりやすい。ラスト1巻。

  • しんすけ

    早蕨、宿木、東屋の、三帖が所収されている。 宿木では浮舟が登場する。 浮舟は源氏物語の中では、ぼくが一番愛してやまない女だ。 可憐すぎる。いや痛ましすぎるからだ。 紫の上以上に。 だが浮舟については次巻を読了した時点で書くことにする。 『源氏物語』の幕を閉じる女として「浮舟」ほど象徴的なものはないとさえ想うからだ。 今回は、巻八の続きのようなことを少しだけ書く。 ジッドは宇治十帖を読んでいたと思う。 だから『狭き門』が書けたのだ。

  • 無花果

    薫は生真面目な気質のせいもあるのか大君をなかなか忘れられないんだね。一途というか、女々しい。だけど帝の要望で女二宮と結婚するのか・・・。そうしたら大君にそっくりな浮舟を垣間見てひかれるんだよね。なかなかタイミングが上手くいかないよね。と思ってたら、薫と浮舟と結ばれるんだね。大君と浮舟は似ていても別人なのに・・・私が浮舟の立場だったら、嫌だな。

  • もといま。

    宇治十帖も盛り上がりを見せる。薫にとって忘れられない大君。その身代わりとして恋慕する中の君。さらにその身代わりの浮舟という哀れな存在。匂宮の嫉妬。自分が好色でも、ひとの恋路は許せないらしい。薫の体臭という複線。娘浮舟のよりよい結婚を願う、母親の浅ましいまでの情熱。今まで宇治十帖を読んだことがなく、光源氏が亡くなった後のついでのお話、ぐらいの認識でいたのだけど、とんでもない。中の君、浮舟の身の上が気になって気になって、ぐいぐいと引き込まれる。

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