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ほんまにオレはアホやろか 講談社文庫

Shigeru Mizuki

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062933698
ISBN 10 : 4062933691
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

子供の頃から勉強嫌い。就職してもすぐにクビ。戦争で片腕を失い、九死に一生を得るも赤貧時代が待っていた。だけどクヨクヨする必要はない。それはそれなり、救いがあるものなのだ。激動の昭和史と重ねつつ、『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞までを綴ったおとぼけ自伝。超ユーモラスな文章の中に隠れた、独特で深遠な「幸福哲学」。オリジナルイラストカードつき!

目次 : 「こいつあ、アホとちゃうか」/ へんな美術学校/ 落ちたのは一人/ 男らしい仕事?/ 靴をはかずに新聞配達/ ドロボウと流行歌手/ 夜なら頭がサエると、夜間中学に/ 支那通信/ ぼくは落第兵/ エプペとなら〔ほか〕

【著者紹介】
水木しげる : 1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征。爆撃を受け左腕を失う。復員後紙芝居画家となりその後、貸本漫画家に転向。1965年、別冊少年マガジンに発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。1989年『コミック昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章を受章。同年、境港市に水木しげる記念館が開館。2007年、仏版「のんのんばあとオレ」が仏アングレーム国際漫画祭最優秀賞を受賞。2008年、仏版「総員玉砕せよ!」が同漫画祭遺産賞を受賞。2010年、文化功労者顕彰。2015年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アホではないけれども、根っからの明るい人...

投稿日:2021/06/27 (日)

アホではないけれども、根っからの明るい人柄がほのぼのとさせてくれます。大変な苦労もされているのに、決して暗くならずに力強く生きている姿に胸を打たれます。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おか

    アメリカに行って2年になる娘家族五人の中で たった一人 ずっとアメリカに住みたいと言っている小4の孫息子 これがこの表紙の男の子にそっくりなので 本人にも読ませたいと思って購入。ご存知水木しげるの子供時代から1978年迄の破天荒な生活を書き綴った物。まだ彼には早いかなぁと思いつつ いつか読んで欲しいと思い 向こうに送ることにした^_^日本に帰って来ても あほだ!と言われることを恐れずに 自分の道を進んで欲しいなぁ まぁ 娘は 今は良いけど日本に帰って来た時 頭をかかえるかもしれませんが 笑

  • 五右衛門

    読了。戦争マンガは以前に読んだことがあったのですが読み物としては初めてでした。以前から変わった人柄とは聞いていたし朝ドラでも見ていましたが改めて読むとそんなに変わってはいないような気がしました。しかも栞の代わり?に「好きなことを 頑張りなさい」と書いているものが挟まっていました。本棚の最前列に飾っています。本物とはこのようなヒトの事を言うのでしょうね。

  • 島の猫

    一気に読み終えた。朝ドラで見た印象とはちがって、ここまで行き当たりばったりの人生だとは…だからこそ幾つもの死地をかわすことが出来たのだろうとも思う。戦後のドタバタで極貧、絶望に見えるがどこか楽観的なのは明治のオプティミズムと似た構造があるのかもしれない。足るを知る人々への憧れはいつの時代もあるものだけれど水木しげるだったら本当に現地人になれたと思う。笑 途中の大家さんがそれだけ働いて稼げないのは社会が悪いと言ってくれる部分はあったかかったな。今よりよっぽど多様性なんか当たり前な時代でみんながむしゃらだった

  • Pー

    水木さん、貴方は“アホ”じゃないですよ。確かに高校受験で落ちまくったけど、実に沢山の本を読んでるじゃないですか。哲学書から心理学、宗教学、美術・芸術等々といった心の学問に大きな関心を持った幼年期から青年期を過ごす。戦時には激戦地ラバウルに行って片腕をなくしながら現地の女性に惚れたりといった実に数奇な人生経験を送る。そして戦後は、紙芝居作家から貸本漫画作家、そして有名な妖怪漫画へと絵と物語を描くことに命を懸け、あの「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズまでの苦闘の半生を語った自伝書。読んで退屈しません!

  • 備忘録

    水木しげる氏の幼少から戦争経験さらに帰ってきてから紙芝居貸本を経ていく過程の厳しい生活を送った時代を振り返るエッセイ 自分の幼少期には妖怪漫画の大家だったのでずっと売れているイメージだったが、よく生き残ったというレベルの苦労をされている とはいえそれを単なる苦労自慢にしないのでとても楽しく読めた

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