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あの世の事典

Shigeru Mizuki

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480023254
ISBN 10 : 4480023259
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1989
Japan

Customer Reviews

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あの世の事典というタイトルどおりのちょっ...

投稿日:2021/07/03 (土)

あの世の事典というタイトルどおりのちょっと怖い作品。水木先生の漫画作品は子供向けのテレビアニメと違って、世相風刺、世の中の不平等などの現実を描くシュールなものが多いので、大人が読んでも充分楽しめます。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    マレーシアから始まり、南の島、インド、チベット、中国、朝鮮、日本、イラン、エジプト、アフリカ、アメリカ、古代バビロニア、ローマ、ダンテの神曲と、人が思い描いたあの世を訪ね歩く幻想紀行。チベットの章では、死の神を囲んで凄惨な殺戮図が描かれており、これを全て幻だと悟るまで死者の旅は続くとあって、ため息が出てしまう。往生要集の章は、殆どの人が五戒を犯していると文にあって、画には、精子のような姿になって舞を舞いながら裁きの場へ向かう群衆が描かれている。手、足の先まで浮かれ、流れゆくこの人々こそ日本の私たちなのだ。

  • keroppi

    水木しげる先生が精緻な絵で描き出すあの世の世界。戦争で生死の境を漂った水木先生だからこそ描けたのだろう。まるで見てきたようだ。天国より地獄の方が迫力がある。水木先生は、今頃天国でのんびりされているんだろうな。

  • tomi

    東南アジアやメラネシアの島々の伝承からチベットの「死者の書」、日本の「往生要集」、ダンテの「神曲」まで。水木先生が文章と緻密なイラストで、様々なあの世を描く。どの民族や宗教でも、死ぬと苛酷な目に遭ったり地獄に落ちる確率が高そうだ。それに極楽(天国)もあまり楽しそうではない。あっさりした天国に対して地獄は凄まじい想像力で描かれていて、さながら地獄めぐりの様相。こういう本を読むと、余計に死ぬのが怖くなります(>_<)

  • Ayah Book

    水木しげるさんが紹介する古今東西の「あの世」めぐり。どこの国の死後の世界も似通っていて、あの世に行くには、川を渡る、船で行く、橋を渡る、などとなっており、まず生前の行いを裁かれ、地獄または天国へ行く流れは、ほとんど一緒だ。天国は空にあり、地獄は地底というのもそうだし、地獄で痛い目に遭うのも同じ。とても面白いと思う。巻末の水木さんの感想で、遠い昔の人から見たら現代人の生活は天国かもしれないとあり、本当にそうだなと思う。もっと未来はさらに天国に近づけるのだろうか?

  • tama

    図書館本 水木ファン 全頁、見開き半分が絵!水木さん自身が、行った先で、調べたことで知ったいろんな国のあの世を紹介した本。図書館のは昭和58年東京堂出版。水木プロ低迷期ですな、これか!仕事がないときにアシスタントに絵をひたすら描かせていたのは。線にしても点々にしても物凄い数。あの世はどこでも極楽の方が特徴がない。確かに。一つびっくりしたのは、独身のまま死ぬと無条件で地獄行き(フォツナ諸島)というのも。オラ、日本人だし、既婚者だしぃ。

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