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多様性の時代を生きるための哲学

Shigeru Kashima

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396617912
ISBN 10 : 4396617917
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この社会の「閉塞感」を考える。書評サイト「ALL REVIEWS」限定公開対談を書籍化。現代思想、社会学、政治学。論客たちが掘り下げる。“今読むべき”現代思想・哲学を簡略に捉えた異色の入門書。

目次 : 第1章 東浩紀×鹿島茂 「考える」ためには何が重要か―デリダ、ルソー、ベンヤミンから/ 第2章 ブレイディみかこ×鹿島茂 多様性の時代の利他と利己―「他人の靴を覆く」ために/ 第3章 千葉雅也×鹿島茂 私はプロセスの途中にいる時間的存在―ドゥルーズ「切断の哲学」/ 第4章 石井洋二郎×鹿島茂 自分が自分であることの意味―格差時代に読むブルデュー『ディスタンクシオン』/ 第5章 宇野重規×鹿島茂 民主主義とは何か―トクヴィルの政治思想から/ 第6章 ドミニク・チェン×鹿島茂 わかりあえなさをつなぐということ―ベイトソンと接続、情報、コモンズについて

【著者紹介】
鹿島茂 : フランス文学者。元明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。1949年横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(渋谷区神保町に開設)

東浩紀 : 批評家。作家。株式会社ゲンロン創業者

ブレイディみかこ : ライター。コラムニスト

千葉雅也 : 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授

石井洋二郎 : 中部大学特任教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    何冊か著書を読んだことのある6人との対談集。タイトルにある「多様性」も、毎日のように眼にする言葉の一つ。しかし、それの受け取り方は千差万別で、かつ、使い方もいろいろだと認識している。多様性が謳われる一方で、ますます、排除の論理が蔓延っていると思うのは、自分だけだろうか。改めて、一つの言葉を大事にし、その言葉の向こうにいる人への思いを深めていきたい。それと、シンパシーとエンパシーを考え直していきたい。

  • ころこ

    会話体で読み易い。「ALL REVIEWS」という動画配信の6回の対談を文字起こししている。鹿島がその時のゲストにインタビューしているのではなく対談だと思わせるのは、鹿島がよく発言をしてゲストの発言を引き出したり、着想を広げたりしているところにある。仕事を知っていたり著作を読んでいたりする6人なので、どんな側面が引き出されているのかに興味をもって読めた。石井洋二郎のハビトゥスによる社会の分断の議論から、宇野重規のアメリカにおける民主主義論とプラグマティズムが東浩紀の一般意志2.0と会社経営の実践に、千葉雅

  • ta_chanko

    対談の中でさまざまな議論がなされているが、共通して説かれているのは、物事をはっきりさせたり効率化したりすればすべて上手くいくということではなく、グレーゾーンやどうしても上手くいかないこと、間違いなどの存在も認めていかなければ世の中が上手く回らないということではないか。『ゲンロン戦記』『勉強の哲学』『トクヴィル』『未来をつくる言葉』はじっくり読んでみたい。

  • Tenouji

    非常に丁寧に作られている対談本だが、哲学的内容は、実践の一歩手前で止まる印象があるが、そこをつなげようとした対談なんだろうな。その中で、ブレディみかこ氏の内容が、非常に印象に残った。後、ドミニク・チェン氏の、ITビジネスの倫理観の話し。世界は、更に実践的になっていくんだろな。

  • 原玉幸子

    東浩紀や千葉雅也他の代表著作や現代の思想活動に触れる「定点観測本」と言えますが、世の中チェックに留まらず、私の触れたことのなかった石井洋二郎の「ディスタンクシオン」の社会学的考察は、関連図書を読もうと思わせてくれる出色のネタ。全体を通じては、石井との対談然り、鹿島の書評の鋭さ、知識の深さ、対談者からの引き出し方の巧さを感じるもので、鹿島がまえがきに「本書は現代思想・現代哲学の最も簡略にして重要なブックガイドともなりうる」と記していたことに納得しました。うーん、凄い。(◎2022年・冬)

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