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古本屋の誕生 東京古書店史

Shigeru Kashima

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794227669
ISBN 10 : 4794227663
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

「知と文化の集積地」はいかにして作られてきたか?

江戸時代の「書店」の誕生から、明治以降の東京古書界の変遷まで、
本の街の歴史を詳細にたどる。

<内容より>
・本のセドリの誕生と江戸時代の「本屋仲間」
・古書の価値創造の先駆者、江戸末期の達摩屋五一
・幕府崩壊で大口顧客を失った東京古書界が生き残れた理由
・明治前半まで芝神明町・日蔭町が東京随一の古書街だった背景
・有斐閣、三省堂、冨山房‥‥大古書街・神田神保町を生んだ第一波
・大正・昭和期の代表的古書店・一誠堂の「店員教育」
・戦後の古書界の復興と業界の未来

【著者紹介】
鹿島茂 : 1949年、神奈川県横浜市生まれ。フランス文学者、評論家、作家。東京大学文学部仏文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得満期退学。明治大学名誉教授。当初はフランス文学の研究翻訳を行っていたが、1990年代に入り活発な執筆活動を開始。1991年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、2000年『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。2017年、書評アーカイブサイトALL REVIEWSを開始。2022年には神田神保町に共同書店PASSAGEを開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    著者には、同じく東京の古書街を扱った『神田神保町書肆街考』という著作があるが、本書は江戸時代の書店の誕生から戦後の神田古書街の状況まで記されていて、長い時代を扱っている。各時代の古本屋業界の概説と有名無名の古書店主が多く登場し、資料としての側面も大きい。もちろん、明治維新や洋装本の登場、関東大震災・東京大空襲と戦後の復興など、古書店の時代を画する出来事について詳述され、読み物としても面白い。内容的に『神田…』と重なる部分もあるが、岩波書店の登場の項など、大部ではあるが『神田…』の方が面白い。どちらにする?

  • owlsoul

    古本屋は、需要と供給のバランスがとりにくい商売だ。客の需要を満たす仕入ができるかどうかは、店主の努力と運に左右される。過去には、戦争や災害の影響で新刊本の供給が滞り、古本需要が急増した時代もあったが、逆に廉価本が大量に出版される状況では古本需要は低迷する。2013年以降、新刊本の出版部数は年々減り続けているらしい。電子化も進んでいる。古本業界にとってそれは必ずしも悪いことではないが、いずれにしろ、目ぼしい本を見つけたら(新刊本であれ古本であれ)購入して次世代に引き継ぐというのが、本好きの使命かもしれない。

  • こけこ

    神田神保町の成り立ちやセドリの本や仲間などが分かった。学生時代に通った町、神保町。また久しぶりに行ってみようかな。

  • キミ兄

    雑誌の書評で存在を知って読んでみた。大河ドラマ「べらぼう」で描かれる江戸時代の出版事情に始まり、戦争を挟んでの日本の古書業界の栄枯盛衰が描かれる。日本の出版業界の将来を想像するためにもかなり面白い本。

  • たかひろ

    面白かった。

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