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パリの本屋さん

Shigeru Kashima

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120057991
ISBN 10 : 4120057992
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

パリ、パリ、パリ!
鹿島茂が縦横無尽にパリを歩き、書き、語ってきた文章の傑作選に、知的興奮が止まらない!

一癖も二癖もある古書店、文化の中心を担ってきたカフェ、邸宅美術館とルーブル美術館それぞれの楽しみ方(悔しがり方!)、美しくも醜くもあるパリの歴史散策‥‥

博覧強記にして達意の文章家たる著者が、四半世紀にわたって書いてきたパリにまつわる60編余の文章を編み直した、絢爛豪華たるエッセイ集。

【著者紹介】
鹿島茂 : 1949(昭和24)年、横浜に生まれる。明治大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。共立女子大学教授を経て、2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、十九世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業界パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設している。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」、共同書店PASSAGEをプロデュース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    鹿島さんは自らの書痴ぶりを山のように書いてきたが、今回は大好きなパリについての本と本屋の物語とくれば最高の舞台の主演俳優になった気分か。これまで収集してきた新旧様々な本の紹介を通じてパリの歴史を振り返り、フランス人が世界の首都と誇る都市をいかに記録し、そこで本を売買する職業を誇りに思ってきたかをこれでもかとばかり語り尽くす。パリと本と両方好きでなければついていけない部分もあるが、自分もそうだと自負する私には実に面白く楽しい読書だった。次のパリ旅行にはガイド代わりに持っていって、掲載された店を歩き回ろうか。

  • アキ

    表紙の古本屋は年収一億円以上の人でないと敷居が高いと著者が言うセーヌ通りのカミーユ・スルジュ書店。フランスでは古書は皮装丁を個人で行うため無名のブルジョワが所有していた本とマリー・アントワネットが所有していた紋章入りの本とは価格に数百倍の差が出てくるらしい。著者が30代に初めてこの店を訪れた時「おととい来い」という応対をされたが、その後何十年振りに訪れるとなんとも丁寧な客あしらいを受けて拍子抜けしたとある。著者が留学した年は個人的に初めて観光でパリを訪れた年と同じでした。今年パリを訪れて隔世の感があった。

  • 阿部義彦

    中央公論新社の単行本です。最近中公文庫を良く買う様になったが、とうとう単行本まで買うようになってしまいました。フランス文学者で古本コレクターでもある、鹿島茂さんのパリに関するエッセイ集です。本がテーマはその一部でしか無いです。それ以外の美術館、デパート、カフェ、歴史と階級についての知見がこれでもかとてんこ盛り。読むパリ・ツアーとも言える内容です。パリでの本の買い物のネックは大量を買った時の持ち帰りや、ネットで購入時の輸送方法だそうです、日本の宅急便が如何に安く便利かを痛感しました。

  • ろべると

    著者のパリについてのエッセイをまとめた本は実に25年ぶりだそうだ。稀覯本を求めて個性豊かな古書店をめぐる話を中心に、話題は多岐にわたるが、何度訪れても心躍る街(何もしなくても、目覚めた時にパリにいると思うだけで嬉しい、という河盛好藏の言葉が紹介されているが、まさにこれである!)であり、現代の街並みを歩きつつ、時間を遡って歴史の重みを体感できる稀有な都市である。エッフェル塔の改造計画や個人美術館の愉しみ、アンジェリーナのモンブランなど、パリの魅力を縦横無尽に語ることにかけては、著者に代わる者はいない。

  • Hiro

    本屋さんについても勿論書かれているがパリの街の成り立ちや魅力、オペラ座はじめ建物のもたらす効果、そして地区ごとの雰囲気など、都市そのものをめぐるエッセイ集と言ったほうが良い。書店や古書市を含めいろいろな場所、美術館、路地が出て来て、読んでいるうちにパリのどこに泊りどこを訪ねどう過ごしたらいいか、本書にズバリ書いてあるわけではないけれど、自分なりにぼんやりとあれこれ思案したくなる。

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