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言語哲学がはじまる 岩波新書

Shigeki Noya

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004319917
ISBN 10 : 4004319919
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ。十九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、言葉についての問いと答えは重なり合いつながり合っていった。天才たちの挑戦は後に花開く言語哲学の源流を形作る。言葉とは何なのだろうか。本書では三人の哲学者の考え方を丁寧に辿り、ふだん何気なく使っている言葉の根本に迫る。

目次 : 第1章 一般観念説という袋小路(どうして言葉は新たな意味を無限に作り出せるのか/ 「猫」の意味は何か/ 個別の猫と猫一般/ 心の中に猫の一般概念を形成する)/ 第2章 文の意味の優位性(私たちはただ対象に出会うのではなく、事実に出会う/ 語は文との関係においてのみ意味をもつ/ 文と事実の関係/ 述語を関数として捉える/ 固有名の意味と文脈原理/ 新たな意味の産出可能性の問題に答える/ 合成原理)/ 第3章 「意味」の二つの側面(文の「意味」/ 指示対象と意義/ 固有名の意義)/ 第4章 指示だけで突き進む(日本の初代大統領は存在する?/ 記述理論/ 本当の固有名/ 文の意味と命題)/ 第5章 『論理哲学論考』の言語論(『論理哲学論考』の構図/ 言語が可能性を拓く/ 論理空間と文の意味/ フレーゲ、ラッセルとの対比/ フレーゲからの挑戦に答える/ 『論理哲学論考』から『哲学探究』へ)

【著者紹介】
野矢茂樹 : 1954(昭和29)年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、立正大学文学部教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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