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ショットとは何か 実践編

Shigehiko Hasumi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065342695
ISBN 10 : 4065342694
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヒッチコック「断崖」「めまい」、ヴェンダース「パリ、テキサス」、ブレッソン「ラルジャン」、グリフィス「ドリーの冒険」、ヴィスコンティ「イノセント」、ロメール「海辺のポーリーヌ」、ペドロ・コスタ「血」、侯孝賢「恋恋風塵」、イーストウッド「ペイルライダー」、侯孝賢「恋恋風塵」、ゴダール「イメージの本」、レオス・カラックス「アネット」、ドン・シーゲル「殺し屋ネルソン」他、超一流の映画作家による名作の数々を、「ショット」の視点から分析し、映画批評の新天地を開いた蓮實映画論のエッセンス。

【著者紹介】
蓮實重彦 : 映画批評家、文芸批評家、フランス文学者。1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号を取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。78年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    ドン·シーゲル監督作「殺し屋ネルソン」から始まり「燃える平原児」で終わる映画監督論。グリフィス、ヒッチコック、ヴィスコンティ、ロメール、イーストウッド、ゴダール、侯孝賢、エドワード·ヤン、ヴェンダース、レオス·カラックスらの演出について論じます。これらの監督作を観返したくなる鋭い解説になっています。

  • keroppi

    「ショットとは何か」はインタビュー形式で語られていたが、この「実践編」は、色々なところで書かれた作品評をまとめたものである。こと細かにショットを追い、その魅力や問題点を語る。私もたくさん映画は見てきた方だと思ったが、ここにあげられている作品の多くは見ていない。「断崖」「めまい」「イノセント」「イメージの本」「アネット」程度。しかも、ここで語られるほどショットどころか内容すらよく覚えていない。映画の魅力はなかなか語り尽くせないが、これを読みながら、無性に映画を見たくなってしまった。

  • しゅん

    先日ニック・チェイター『心はこうして創られる』という認知行動学の本を読んだが、蓮實の映画論・小説論はことのほかチェイターの立場に近い。心に深層などはなく、常に即興を繰り広げているという主張は、70年代から蓮實が繰り返し書いてきたことと重なる。本書は80年代から現在に至る映画批評論集。ストローブ=ユイレやドン・シーゲルへの論がそうした傾向を特に持っている。ロメール論の「いかにも避暑地らしい〜」という始まり方が蓮實の特徴をよく示す。イーストウッド論においては、珍しく音響効果への着目から始めている。

  • fritzng4

    2024年刊行だが収録された批評の大半は初出が「リュミエール」などの80年代のもの。やはり80年代に書かれたグリフィスやヴィスコンティ、プレッソンに関する文章は脂が乗っている感があって未だに刺激的。そしてこの本の中で「ショットとは何か」を唯一詳らかにしているのはヒッチコック『めまい』論ではないかと思う。平凡な映画鑑賞者ならきっと覚えていない取るに足らないような1シーンの緻密なショット分析。こういうことも確りできるからハスミンは侮れない。『アネット』論ではマリオン・コティヤールがめった斬られてる、お家芸。

  • 十文字

    何をもって”実践編”としているのかいまいち捉えきれないけど、前作の姉妹編であることは確かだろう。グリフィス論は読んでおいてよかった。エドワード・ヤンはもう一度見返さないと、と思った。

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