Complete Chamber Works Vol.2-string Trios: The Dorrit Ensemble

シールド：弦楽三重奏曲第1番〜第9番

イギリス出身のウィリアム・シールドは、造船所の徒弟から転身し、コヴェント・ガーデンの作曲家としてオペラ『ロジーナ』などで成功を収めました。ハイドンと交流し、1817年には「国王の音楽師範」に任命されています。
　1791年、シールドはハイドンへの訪問や広範な旅行を経て、引退を計画しつつも弦楽三重奏曲9曲をローマで作曲しました。作品は大陸の聴衆を意識したもので、ヴァイオリン主導のメロディとヴィオラ、チェロの印象的な高音を用いたソロを含み、多様なアイデアと技巧を駆使しています。各三重奏曲は、民謡風のリズムや時には五拍子が用いられるなど工夫が凝らされており、やはりハイドンの影響も感じられる華麗な作品となっています。（輸入元情報）

【収録情報】
● シールド：弦楽三重奏曲第1番〜第9番（1791）

　弦楽三重奏曲 第9番イ長調
　弦楽三重奏曲 第6番変ロ長調
　弦楽三重奏曲 第1番変ホ長調
　弦楽三重奏曲 第2番ニ長調
　弦楽三重奏曲 第3番イ長調
　弦楽三重奏曲 第4番ホ長調
　弦楽三重奏曲 第5番ハ長調
　弦楽三重奏曲 第7番ト長調
　弦楽三重奏曲 第8番ヘ長調

　ドーリット・アンサンブル
　　エリザベス・レイトン（ヴァイオリン）
　　キャロライン・ヘンベスト（ヴィオラ）
　　エディト・ザルツマン（チェロ）

　録音時期：2022年8月12-14日
　録音場所：オーストラリア、アデレード大学、エルダー・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル）

　全て世界初録音
　収録時間：84分