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連続殺人鬼カエル男 完結編

Shichiri Nakayama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299061188
ISBN 10 : 4299061187
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

40万部突破の大人気シリーズ!

「心神喪失者の行為は罰しない」
刑法第39条vs連続殺人鬼
救うべきは誰か。

凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった−−。
その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。

【著者紹介】
中山七里 : 1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うっちー

    何か終わってホッとするシリーズでした

  • hirokun

    ★4 中山七里さんは新刊を中心に読んでいる作家さんだが、今回のカエル男シリーズは前作しか読んでいないため、内容的に少しついていけないところもあったが、エンタメ小説としてしっかり楽しませてもらった。刑法39条の問題をテーマの一つとしているようだが、私自身は理と情でいうと理が勝るタイプではあるが、近代法の考え方と社会の安定・安寧のあり方をじっくり考えてみる必要があるように思う。法制度において、感覚的に判断して拙速で結論を出すことほど恐ろしいことはない。

  • yukaring

    いよいよ終わってしまった…。しかし完結編にふさわしいフィナーレ。このシリーズはやはり中山作品の中でも別格な面白さ。可愛い表紙に反比例する残虐さも健在。「引き摺る」「啄む」など今回もバラエティに富んだ殺害方法と稚拙な犯行声明で警察を翻弄するカエル男。精神疾患を持つ殺人犯を無罪にした人権派弁護士が殺され渡瀬警部と古手川刑事は犯人の足取りを追う。世論は刑法第39条の存在について議論を戦わせるが救うぺきは果たして誰なのか?被害者遺族の怒りや悲しみがリアルで胸が痛くなる。切なくそして衝撃のラストまで一気読みの1冊。

  • しんたろー

    刑法39条をテーマに4作目(『嗤う淑女 二人』が3作目に当たるとは!)になった本シリーズも遂に完結…1作目の凄い衝撃を超えることはなかったが充分に楽しめた。そして今更ながら「古手川が主役だったんだなぁ」と思う。事件そのもののグロさは健在だが、昔は中山さんのウリであった「どんでん返し」が無くなってしまったのは、多作ゆえに仕方がないか。それより、古手川や「カエル男」のドラマが切なくて余韻があり、決着に納得。御子柴、光崎、真琴、キャシーなど他シリーズからの出演も毎度ながら著者らしいファンサービスで嬉しかった👍

  • fwhd8325

    中山さんの作品は「カエル男」が最初の出会いでした。私は12年になります。たくさん読んできました。もう、全作品を追いかけることは諦めましたが、やっぱり面白いですね。あっという間に読み終えました。当初の頃からすると、賛否はあるかもしれませんが、読みやすいことは大事です。十数年もたてば、物語を作る上での背景も変化しているでしょうし、現実の事件の方がエキセントリックだったりもするでしょう。それでもエンタテインメントに徹している中山さんはすごいと思います。

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