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超合理的!ミステリーの書き方 幻冬舎新書

Shichiri Nakayama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344987449
ISBN 10 : 4344987446
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

個性や才能は不要。「常識」と「普通の思考能力」さえあればいい。

「目標は生涯現役。パソコンのキーを打ちながら死にたい」と語る著者はデビューから十四年間、三か月に一冊以上のペースで書き続け、ベストセラーを連発している。その極意とは何か? 
「気分で仕事をしない」「プロットは三日で捻り出す」「主要キャラクターには落差を作る」「トリックよりも情報開示の順番に気をつける」など、思いつきに頼らず「質」と「量」を両立する創作術から、「トイレは一日一回、食事は二食」など驚異的な肉体改造まで、出し惜しみすることなく語り尽くす。ミステリーを書きたい人、読むのが好きな人必携の書!

【著者紹介】
中山七里 : 1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』で第八回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞し、2010年1月デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tonnura007

    まず冒頭に著者の血肉となっている古典10作が提示されている。後世のミステリ作家へ影響を与えた名作揃いであり、著者が何を意識して書いているかがイメージできた。ハウダニットは難しいので、フーダニットやホワイダニットに重点を置いているというのは印象的。「プロットが命」と断言している。確かに著者の作品はプロットが魅力的なものが多く、逆に「トリックは?」というとあまり思い浮かばない。 ミステリ作家を目指す人にも良いが、作家たちが何を考えてミステリを書いているのか知ることができるので、ミステリファンにもおすすめ。

  • ma-bo

    かなり多作の中山七里さん。50歳で作家になられて14年。ミステリーの書き方、考え方、作家としての生活を余すことなく。印象に残った言葉●犯人となるキャラクターを最後に持ってくるな●毎回三日三晩捻りながら考えたものを2000字のプロットにまとめて出す●トリックを最後に考えた方がたくさん書ける●量産が出来ないとなかなか名前を覚えて貰えない●インプットの量に勝るものはない●傍点は避けます●説明するな描写しろ●編集者を楽しませるものを描こう

  • ノンケ女医長

    有名作家の頭の中を覗いてみるのは、すごく面白そうと思い即購入。でも、なんだか…。例えて表現するなら、有名な国語教師の授業を講義で選択したものの、出席したら「え、思ってたのとちょっと違うかも」という感じ。すごく頭が良くて、本人も熱心に創作活動を続けて来られているけど、その仕組みはやはり本人の中だけで完結しているから、一生懸命理解しようとしても凡人には伝わらないのかもと気落ちした。明け透けにいろんなことを語っているけれど、私には縁遠かったかな…。自叙伝という感じ。

  • きいたん

    中山七里、遂に新書まで出したか!とニヤリ。『中山七転八倒』ばりの尋常でない生活と毒舌があるかと思いきや、その要素は残しながらのしっかりした指南書。うっかり私もミステリー書いてみようかと思っちゃったほどあらゆる技を惜しみなく披露してくれているが、待てよ、これは中山七里だからこそできる技じゃん!と我に返る(笑)。中山先生。一言言わせていただきますと、一般的な人間は、触れた本や映画の内容、事細かにインプットできませんから!私なんて忘れまくりですから!だからこそ中山七里は只者じゃない。これからも応援させて下さい。

  • rosetta

    ★★★☆☆こんな生活、超人中山七里にしかできないよ。デビュー以来のヒット連発、大量生産を支えるのは本人も誇っている通り膨大なそれまでのインプット。(今村翔吾も『教養としての歴史小説』で同じことを書いていたから、それが真実なのだろう)とにかく機械のように淡々と原稿を生み出し続ける。そのへんはちょっと森博嗣にも通じる。なんだかこの人は見たもの読んだものを全部覚えこんでいるらしい。前にYouTubeで見たけど睡眠も机に突っ伏して寝てた。あと下手な作家がやりがちなことという指摘には思わずニンマリした。

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