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日本教の社会学

Shichihei Yamamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784828419237
ISBN 10 : 4828419233
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

そして戦前日本は軍国主義国家ではなかった!碩学による「日本教」の徹底分析!政治・経済・宗教など叡智を尽くした議論白熱!

目次 : 第1部 日本社会の戦前、戦後(戦後日本は民主主義国家ではない/ 戦前日本は軍国主義国家ではない)/ 第2部 神学としての日本教(宗教へのコメント/ 日本教の教義/ 日本教の救済儀礼―自然、人間、本心、実情、純粋、序列、結婚/ 日本における神義論/ 日本教的ファンダメンタリズム)/ 第3部 現代日本社会の成立と日本教の倫理(日本資本主義の精神/ 日本資本主義精神の基盤―崎門の学)

【著者紹介】
山本七平 : 1921年東京生まれ。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年逝去

小室直樹 : 1932年東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院で研究生活を送る。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    学問的手法はIT技術の発展もあって進化していますが、この日本思想だけは当時で出尽くした感がありますね。現在でも意匠を変えて繰り返されており、その指摘が有効だということは未だに日本人は日本教を克服できていないということです。日本人とは何かという問題が小熊英二から出てきますが、日本人とは日本教のエートスによって駆動された原理で考え、行為する人たちのことだ、というのが答えになります。本書のように日本人とはと問おうとするのも日本教の一変種であり、小室も山本も日本教から完全に脱却できているわけではないんですけどね。

  • さきん

    日本に渡ってきたあらゆる宗教や思想が日本化されて、もはやオリジナルの姿を保ち得ない様を、宗教のない日本、または日本教キリスト派、日本教仏教派と呼び、何でも自然になるをよしとする日本教と形容し、様々な事例に山本七平氏の空気、空体語、実体語を駆使しながら対談を進めていく。古今東西の思想の捉え方および日本の宗教観、思想史がわかって面白い。

  • koheinet608

    個人、個人が繋がりたくても、その手段と場所が多くの日本人にはない。ただ、「バカ騒ぎする」ことだけが、繋がれる行動だと無意識に思っている。 では「宗教」を持てばいいかというと、問題はそれほど単純じゃない。日本人は皆「日本教」の信徒であるからだ。その唯一の教義は、その場の空気を読んで行動する。 じゃあ何を基準に行動しているかというと明確なものはない。行動規範というものが日本にはないからだ。 何が良くて悪いのか、そんな当たり前なことも、多くの人は「わからない」。これは、考えてみれば、非常に恐ろしい。

  • またの名

    陰を謀した感じの副題が強めな、空気の支配する社会を分析した在野人とその論理的学問的な弱さを大学人の技で補強する社会学者の対談。テロで人質を殺されても仕方ないとは言えない空気なんて今や消散したけど、左翼思想にアカく染まっても若い内ならOKという一見すると寛容な社会は、歳を取れば右でも左でも青臭い思想から脱け出さなきゃ成熟できてないと見なす年齢変化の宗教こそが絶対的に支配し続ける。他の宗教に備わる神学や理論を欠くために神風がなぜ吹いたか論証もしないで疑問に思わず、原爆投下の宗教的意味付けすら無くて平気な国。

  • 軍縮地球市民shinshin

    碩学の二人が対談した本。1981年刊行の再刊。対談だが内容はかなりレベルが高い。日本人独自の実体語・空体語の分析など、日本社会の構造に鋭く迫っている。

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