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おおきな木

Shel Silverstein

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751525401
ISBN 10 : 4751525409
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いつでもそこにある木。成長し、変わっていく少年。それでも木は、少年に惜しみない愛を与え続けた・・・何度でも読み返したい、シルヴァスタインのロングセラー絵本。

「あなたはこの木に似ているかもしれません。
あなたはこの少年に似ているかもしれません。
それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。
あなたは木であり、また少年であるかもしれません。
あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。
それをあえて言葉にする必要もありません。
そのために物語というものがあるのです。
物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。」
(村上春樹/訳者あとがきより)

Customer Reviews

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一人の男の子が大きくなっていき、老人にな...

投稿日:2021/04/25 (日)

一人の男の子が大きくなっていき、老人になるまで、その人生の中で木がどう関わっていくかが描かれている作品。絵本ではあるが、大人向けであり、非常に考えさせられる。中学生や高校生のディスカッションの大罪にしても面白いと思います。

あるえるえ さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    同じ作者シルヴァスタインの『ぼくを探しに』に比べると、絵も文章もずっと饒舌(は言い過ぎか。ただ、シルヴァスタインにしては)である。それにしても前作が倉橋由美子の訳、今回が村上春樹訳と、この人の絵本は作家たちの感性をことのほか刺激するようだ。さて、お話はとってもせつない。りんごの木の無償の愛といってしまえばそれまでだが、それにしても哀切なまでの美しさが読者にせまって来る。そして、絵のシンプルさは、この場合それをかえって際立たせる効果を持っているようだ。

  • やすらぎ

    愛を尽くしたい人、愛を受け取っているはずなのに気付けない人、愛を当然だと思っている人、愛を受けとってもっと大きな愛を生みだす人。愛のかたち。この絵本に答えはなく、読み手に委ねられるもの。読む人の読むときの感情が浮かび上がってきて、自らを見つめ直す機会を得られるもの。大きな木の立場になるときもあれば、少年の立場になるときもある。その日その日で人は感じ方が異なるから、同じ物語であったとしても、喜びを感じるときもあれば、悲しみに打ちひしがれるときもある。あなたがおおきな木であったら、どんな物語になるのでしょう。

  • HIRO1970

    ☆☆☆名作です。最後に牧童が消えて牛が歩いているような・・・諸行無常を感じさせる作品です。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    銀行の待合においてあったので拝読。大きな木は、母親のような愛情。実、枝、幹と与え、人間は身体、家、船を作っていく。切り株になっても、椅子として役立つ。

  • momogaga

    旧訳もなじんでいたが、村上訳は平易な文章で好感が持てた。今回久しぶりに読んだが、読むたびごとに新しい発見がある。これからも読み続けて行こう。

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