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カキフライが無いなら来なかった 幻冬舎文庫

Sekishiro

User Review :3.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344420939
ISBN 10 : 4344420934
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

五七五の形式を破り自由な韻律で詠む自由律俳句を、妄想文学の鬼才せきしろと、お笑いの奇才「ピース」又吉が多数放出。「雨と冷蔵庫の音に挟まれ寝る」(せきしろ)、「転んだ彼女を見て少し嫌いになる」(又吉直樹)など、センチメンタル過剰で自意識異常な世界が広がる。500以上の句と散文、著者二人の撮影写真から構成。文庫用書き下ろしも収載。

【著者紹介】
せきしろ : 1970年生まれ。北海道北見市出身。文筆家

又吉直樹 : 1980年生まれ。大阪府寝屋川市出身。お笑いコンビ「ピース」として活動する芸人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルのような、一言でクスリと笑えるフ...

投稿日:2021/04/19 (月)

タイトルのような、一言でクスリと笑えるフレーズの数々が綴られています。 さりげない事柄にもかかわらず、そのセンスに脱帽。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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おもしろい。自由律俳句というのをこの作品...

投稿日:2021/04/18 (日)

おもしろい。自由律俳句というのをこの作品で初めて知った。誰にでも出来そうで、実際できるんだろうけど、やっぱりセンスのある人のものはこういう作品集にして読んでもおもしろい。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    シュールですね〜。いい意味で全然、チカラが入っていない自然体な感じが素晴らしいです。とにかく自由に句をつづるお二方の感性の豊かさレベルは尋常ではありません。ちょいちょい挟まれてくる短編的な文章もクスっと笑えるものもあり、地味に感動するものもあったりとあらゆる方向から楽しませてくれます。個人的には又吉さんの幼なじみの話がとてもステキでした。こんな幼なじみいたら、本当にありがたくて助けてもらえるんだろうなぁと。せきしろさんの随所に垣間見る北海道テイストが、さりげなくインパクトを残してくれるのがクセになります。

  • masa@レビューお休み中

    文字の洪水、いや、文学の洪水だろうか。せきしろ氏と又吉氏のふたりの言葉をいくら追っても終わりが見えない。まるで、終わりのない文字の洪水に巻きこまれしまったかのようだ。ふたりが交互に書きだす、俳句とエッセイと写真は強烈に胸の中を掻き乱していく。決して暴力的ではない。寧ろ、紳士然としているとさえいえるほど、ふたりの人柄が滲んだ言葉なのである。しかし、ここにある400句以上の俳句は、定型に収まらない自由律俳句なのだ。独り言、走り書き、格言、駄洒落…いかようにも受け取ることができるからこそ、面白いのかもしれない。

  • けんとまん1007

    素晴らしい言葉のセンスだ。自由律俳句。音の数に無理に拘らず、何気ないつぶやきのような俳句。思わず、ニンマリするのが多いが、しんみりもある。それぞれの句の情景が目に浮かぶようだ。そして、その風景が、自分たちの周りにも十分ありえることが多いので、親近感もわく。タイトルのカキフライ。たしかに、美味しいのだが、自分の場合は無くてもいいかなあ。無いとこないようなもの・・・果たして?

  • カピバラ

    心中を断られて泣いた・獏がデジャブとつぶやいた・醤油差しを倒すまでは幸せだった・眼鏡が曇ったもう負けでいい・句読点の打ち方がわからないの、でもう寝ます…好きなのをつらつら書き出したら、又吉のかせきしろのかわからなくなった笑でも、イイね!「春は出会いと別れを強制するからSだ」「秋は読書だのスポーツだの好き放題使われてるからMだ」になんかウケた。ところどころ入る写真もノスタルジックというか、切なくなる写真ばかりで哀愁があって良かった。自由律俳句は、キリが悪くて苦手だったけど、自由律俳句が好きになれた一冊だ。

  • Emperor

    伝説のポップ「世界一地味な化学反応」でおなじみの本書。鬼才×奇才による自由律俳句と浮遊感たっぷりの散文。声を出して笑えるレベルの着眼点&メタファー。読んでいると、いつのまにか2人の世界に引きずり込まれて、気が付くと放り出されている感じがしました。コタツに刺さりながらずっと読んでいたい本です。

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