Product Details
ISBN 10 : 416390784X
Content Description
これ以上書いたって情けなくなるだけだ。
ここまで書いたらもう手遅れだけど。
悔しくて震える。
でもこっちの方が、会いたくて震えるよりも、性に合ってる。
クリープハイプ・尾崎世界観の赤裸々日記、絶筆の第二弾。
ー
9月2日
最悪な結果。すべて投げ出してしまいそうな、 大事MANブラザーズバンドが聞いたら「おい、ふざけるな」と怒り狂いそうな程の状況。
まさに、駄目になりそうな時。
7月11日
作詞をして文章を書いて、夜を過ごした。真夜中3時過ぎ、開け放した窓から、女性の泣き声が聞こえる。こんな時間に男にでも放り出されたんだろうか。まったく酷いことをするもんだ。せめて朝まで待ってやれば良いのに、血も涙も無い野郎だ。と思ったけれど、自分だって変わらないだろう、きっと同じようなことをしてきたんだ。 いつか泣かせたあの人の泣き声も、見知らぬ誰かが聞いたはずだ。本当に悲しそうで、やるせない気持ちが部屋に充満して困った。泣いているあの人に良いことがありますように、とか願う前に、自分が泣かせたあの人の幸せを祈れよ。
<プロフィール>
尾崎世界観
1984年、東京生まれ。4人組ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター。
多くの人から言われる「世界観が」という曖昧な評価に疑問を感じ、自ら尾崎世界観と名乗るようになる。
12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビューし、日本武道館公演を行うなど、シーンを牽引する存在に。
男女それぞれの視点で描かれる日常と恋愛、押韻などの言葉遊び、そして比喩表現を用いた文学的な歌詞は、高く評価され、独自の輝きを放ち、16年に刊行された半自伝的初小説『祐介』は、アメトーク!で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった。
17年には映画「帝一の國」主題歌『イト』と「水道橋博士のメルマ旬報」での連載を書籍化したエッセイ『苦汁100%』を発売。
18年1月より全国ホールツアー「今からすごく話をしよう、懐かしい曲も歌うから」を開催中。
さらに同年5月には約4年ぶりとなる日本武道館公演「クリープハイプのすべて」の開催が決定している。
【著者紹介】
尾崎世界観 : 1984年、東京生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年に刊行された半自伝的初小説『祐介』は、「アメトーーク!」で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
さおり
読了日:2018/12/13
ケー
読了日:2018/05/28
れんこ
読了日:2021/10/17
こかち
読了日:2018/07/14
ねむねこ
読了日:2018/05/18
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .