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100分間で楽しむ名作小説 黒猫亭事件 角川文庫

Seishi Yokomizo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041148198
ISBN 10 : 4041148197
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

少し前まではのどかな武蔵野の風情を色濃く残していたG町の繁華街に、夜になると菫色の灯りがともる「黒猫」という酒場があった。つい一週間ほど前に経営者が代わり、無人のはずの店の裏手で、何者かが地面を一心に掘っているところに出くわした巡査はそこで腐乱屍体を発見する。金田一耕助は世にも難解な顔のない屍体の謎を見破ることができるか。


【著者紹介】
横溝正史 : 1902年、神戸市生まれ。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に『本陣殺人事件』『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来した。今なお多くの読者の支持を得る。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    角川文庫の新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」10作品のうちの1つ。同じく角川文庫の『本陣殺人事件』に収録されている「黒猫亭事件」(本文全126ページ)が、字を大きくして本文全173ページに再編集されています。短編・中編も多い横溝正史作品の中からこの作品が選ばれたのは、古今東西の“顔のない死体”をテーマにした作品の中でも白眉であるのはもちろん、Y氏(=横溝正史)と金田一耕助が親交を深める経緯が書かれるなど、横溝作品の初心者にも向いているからなんでしょうね。2人のミステリー談義は一読の価値ありですよ!

  • あつこんぐ

    ドラマで色々な人が演じている金田一耕助を観てきましたが、読むのは初めてです。普段、明智君やホームズなどイケイケな探偵に慣れ親しんでいるので、推理を披露しながら恐ろしさでぶるっと震える金田一さんが新鮮でした。読みやすく、どんでん返しもあって面白かったです。これを機に『八つ墓村』や『悪魔の手毬唄』などの定番の本も読んでみたいと思います。

  • だるま

    「100分間で楽しむ名作小説」のシリーズの中の一編。中編程度の長さの作品を、大きな活字にして読み易くして、一冊の本に造り変えてしまった有難いのかどうか分からないシリーズである。値段は安いけどとにかく薄い。他社に絶対真似して欲しく無いな😅。それはともかく、この作品は初読み。著者の作品の中では本格ミステリの度合いが高いと感じた。「顔のない屍体」を扱っている事件だと冒頭で読者に告げているし、殺人現場の見取り図もあり、金田一耕助による謎解きのページ数も長い。フェアとは言い難いが面白かった。100分かからず読了。

  • 金田一耕助シリーズを読むのはこれが2作目で、今回は顔のない死体に纏わる作品でしたが、最後までハラハラしながら読みました。短い内容ながら、濃く凄惨で初めて金田一シリーズ読む入門に良いのではないかと個人的に思いました。

  • Janjelijohn

    犯人の殺人のハードルが低すぎることに違和感はありますが、謎解きの場面は爽快で霧が晴れていくようでした。ライトに読める金田一耕助シリーズです。

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