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蔵の中・鬼火 角川文庫

Seishi Yokomizo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041072318
ISBN 10 : 404107231X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mochiomochi

    横溝正史作品、読むのは何年ぶりだろう。6編の短・中編集。明治の終わり〜昭和初期が舞台。映像でしかみたことのない当時の情景が美しく浮かぶ。美しくもおどろおどろしい情景を彩る生活や風習。耽美的で、退廃的な作品群。表題作「鬼火」は、横溝正史ワールドがダイレクトに伝わってくる作品。短いけれど最後の「面影双紙」が個人的には一番ゾクッとした。金田一シリーズのアドベンチャー要素は弱まるが、古典的な怪奇小説に触れたいときに戻ってきたい。

  • coco夏ko10角

    6つの作品収録の短編集。昭和10年〜11年に発表された作品。どれも雰囲気たっぷりでいい。

  • Valkyrie

    中短編が6篇。最初の「鬼火」は読んだことのある「車井戸はなぜ軋る」に似たテイストで親族だからこその複雑な恨みでじっくり引き込んで最後に予想してなかった方向に...そっちに行くとは思わなかったわ。タイトルにもなっている「蔵の中」を筆頭に耽美で狂った香りの漂う作品集。推理小説ではないけど横溝先生ならではのトリックで引き込まれる。Kindle Unlimitedでなんとなく手に取って読んでみたんだけど当たりでした。

  • あいあい

    若い頃に読んだものを再読。記憶の中では耽美的な幻想小説のように思っていたが、しっかり探偵小説だった。人間の記憶て曖昧なものですね。探偵小説ではあるが、雰囲気は耽美的で幻想的なうっとりぞくぞくするもの。そしてこの文章の見事さよ。端然としていて柔らかく美しい。時に漢詩や僕でも知らない漢語が混じり、それでも意味は分かる(一応『広辞苑』で調べはした)というもの。現代作家では絶対に書けないような堂々たる達文。お見事。

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中

    横溝正史と言えば推理小説が真っ先に浮かぶ。そしてこのイメージはあながち間違ってはいないが、一面的だろう。なぜなら横溝正史は谷崎潤一郎のような耽美主義の作品も書いているからである。本短編集は「蔵の中」、「鬼火」など、そのような短編を五つ収録している。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51514518.html

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