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悲劇への特急券 鉄道ミステリ傑作選 昭和国鉄編 Ii 双葉文庫

Seishi Yokomizo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575524475
ISBN 10 : 4575524476
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

探偵作家の里見先生が小説の題材にした温泉地での女学生殺し。遺体は鋏が入った片道切符を持っていた(「探偵小説」)。寝台急行内で行方不明になった男を“電車内の警官”が探し出す(「鉄道公安官」)。朝の通勤列車のドアが鉄橋に入った瞬間開き、大勢の乗客が転落した。事故か事件か(「不運な乗客たち」)。終電後に裏切り者が射殺されたとき、四人の“騎士”は現場から十数キロ離れた場所にいた(「ある騎士の物語」)。昭和の鉄道を舞台にした名作ミステリアンソロジー、待望の第二弾。

【著者紹介】
横溝正史 : 1902年兵庫生まれ。21年、「恐ろしき四月馬鹿」が雑誌「新青年」の懸賞に入選しデビュー。48年『本陣殺人事件』で第1回探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。1981年逝去

島田一男 : 1907年京都生まれ。「満洲日報」記者を経て46年に「殺人演出」が雑誌「宝石」の短編懸賞に入選しデビュー。51年「社会部記者」その他で第4回探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。1996年逝去

井沢元彦 : 1954年愛知生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局の記者時代に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー

島田荘司 : 1948年広島生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、81年に『占星術殺人事件』でデビュー。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を主宰するなど後進の発掘にも尽力している

佳多山大地 : 1972年大阪生まれ。94年「明智小五郎の黄昏」で創元推理評論賞佳作。以後、ミステリ評論家として各紙誌で書評活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/04/post-10f66f.html 横溝正史の作品が意外でした

  • NAO

    昭和の国鉄を舞台にした鉄道ミステリ4編。探偵小説作家の推理が冴える「探偵小説」は、横溝正史の作品。島田一男の「鉄道公安官」は、西村京太郎のトラベルミステリによくあるパターン。島田荘司の「ある騎士の物語」は、鉄道と関係がないような、あるような、イレギュラーな作品。「探偵小説」と、井沢元彦の「不運な乗客たち」がおもしろかった。

  • geshi

    『探偵小説』探偵小説をつくる脳内をそのまま小説化したような作品。既存の大がかりなトリックを補強する小技のトリックと手掛かりの出し方のアイデア。『鉄道公安官』目まぐるしく展開し東奔西走するストーリーに流されてしまう。トリックも解決も安易だけど。『不運な乗客たち』偶然と故意とを結びつけて想像の埒外にある人間の悪意を導き出す。最初にいち被害者視点を入れるフェア精神。『ある騎士の物語』青春な会話の中に伏線と関係性を忍ばせ、ミステリというより騎士道的ロマンの物語に昇華している。

  • rosetta

    ★★★✩✩島田一男の「鉄道公安官」以外は鉄道ミステリーって感じはしないな。ミステリーとしてはやっぱり島田荘司が1番面白い。

  • Urmnaf

    鉄道ミステリではあるが、時刻表とにらめっこのアリバイ崩しではなく、鉄道そのものをトリックにした作品集。なので、4作品それぞれに受ける印象は異なる。「昭和国鉄編」というだけあって、レトロ感は共通ですが。井沢元彦の鉄道ものってあったっけ?、というのが手に取ったきっかけなのですが、既読でした。確かに鉄道ミステリでしたね。

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