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仮面城 角川文庫

Seishi Yokomizo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041129104
ISBN 10 : 4041129109
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

朝の尋ね人コーナーに、突然自分の名前が出てきたのを見て、文彦少年は驚いた。不思議に思いつつ自分を捜す人物に会いに出かけ、雑木林を抜けて古びた洋館にたどり着くと、館の中で少女が悲鳴を上げていた。夢中で中へ飛び込むと、そこには頭に鮮血を滲ませ、床に倒れた老人が!ふとしたことで恐ろしい事件に巻き込まれる少年たちと、金田一耕助の活躍を描いた表題作の他「悪魔の画像」「ビーナスの星」「怪盗どくろ指紋」を収録。

【著者紹介】
横溝正史 : 1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。76年、映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来。今もなお多くの読者の支持を得ている。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Ayako

    ジメッとした横溝ワールドに浸りたくて読み始めたが、まさかのジュブナイル小説だった。4編が収められた短編集ではあるものの、表題作の仮面城がかなりのページ数を占める。仮面城はいわゆる王道ストーリーもので、テンポが良くて楽しめた。金田一耕助と少年たちの活躍に、大人ながらワクワクした。また東京の実在の土地が登場するので、小説が書かれた昭和20年代と現在の街並みの差異も興味深い。他の短編では新聞記者・三津木俊助が登場するものもあり、特に往年のファンは読んで損はないと感じた。

  • しーふぉ

    金田一シリーズだが、少年向けのようです。アクションあり、怪人あり。

  • みなさんのレビューを読みどうやら少年向けの金田一耕助シリーズだと知りました。タイトルにもなっている仮面城が大半を占め、残り3作の短編が収録されています。小学生が事件の中心に巻き込まれれ、金田一耕助と行動を共にするのはいささか無理があるのでは…と思わなくもない本作。けれどそのような無茶設定を差し引いても、宝石の謎、宝石を狙う銀仮面の正体、謎の老婆の正体、文彦の出自…などなど見所が多く、金田一シリーズのおどろおどろしさ、グロさがなくとも、とても楽しめた作品でした。

  • marty@もぶおん学

    初出はS26.4らしいが、冒頭からテレビ(初放映はS28.2の由)が出てくるので、どこかのタイミングでラジオをテレビに改稿したのではないか。というわけで、冒頭から個人情報を思いっきりテレビ(ラジオ?)で公開された少年・竹田文彦君が事件に巻き込まれて、彼の父親と知り合いだったという金田一耕助が乗り出す展開。宝石を執拗につけ狙う怪人・銀仮面が本作の黒幕であるが、その正体は読んでいくうちに大体想像がつく。タイトルの仮面城は、銀仮面の本拠地である。

  • 奥田智徳

    表題作のジュブナイルは十分面白かった。それよりも最後の2作品に大学生の三津木俊助と新聞記者の三津木俊助、更に由利先生が登場したのは、嬉しかったなぁー。

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