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老いてこそ上機嫌 文春文庫

Seiko Tanabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167908591
ISBN 10 : 416790859X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan

Content Description

老後を楽しく生きるための言葉を二百以上の作品の中から厳選した名言集。結婚、仕事、子育て、人間関係に悩む人にはとくに刺さります

「80だろうが、90だろうが屁とも思っておらぬ」と豪語する著者は、御年89歳。

人生を楽しく迎える気構えを表す珠玉の言葉を、200を越える作品の中から厳選した名言集。短くて、面白い。でも深くじっくり考えさせられる言葉ばかり集められています。



たとえば、「苦労は忘れてしまえば、元々ないのと一緒じゃ」「一人ぐらしの哀れな老人、という偏見に対抗するためにも、最新流行の洋服を身にまとい、きちんとしていなくてはいけない」「女と年寄りは金の要るもの、ましてや、女であって年寄り、という存在は、人一ばい金が要る。なんのために?プライドと自立を守るためである」「よく世間には若い人には負けぬ、と力んでいる老人がいるが、私は(負けたかて、エエやないか)と不思議である」「本当をいうと、グチを吐く人はまだ甘い環境なのである。ほんとうに、たいへんな場で生きている人は、グチも出ないのである」「手芸の妙手だろうと、実家のしつけが上等だろうと、学歴があろうと、財閥の娘だろうと、共に楽しむ相棒としては、いっしょにいて楽しいか苦痛か、の分類しかない」「昔のことをいうてもエエが、昔

【著者紹介】
田辺聖子 : 1928年大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者。03年「姥ざかり花の旅笠―小田宅子の『東路日記』」で蓮如賞受賞。「田辺聖子全集」(全24巻・別巻1)の完結により、06年度朝日賞を受賞。08年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まふ

    図書館で間違って(?)借りてしまったので読んだ。田辺聖子の作品の中で「名言」的に人生の過ごし方、人間のありかた等を老人の立場から120あまりに亘って抽出したもの。91歳の長寿を全うした著者らしく肩の力を抜きつつも、しっかりと生きる知恵が並べられている。とりわけ女性の立場から夫との共生、子供との過ごし方など、「自然体」でさらりと伝える。「女性の人生」の達人の言葉としてありがたく読ませていただいた。

  • 優希

    おせいさんの作品の中から、テーマに沿った名言を集めたものになります。人生の先輩の言葉は、たとえ小説からの言葉であっても深いものがありました。自分もおせいさんのような歳の重ね方をしていきたいと思わされます。

  • いとう・しんご

    読友さんきっかけ。最晩年の自選アフォリズム集。子供の体罰を肯定する発言は承服できないけれど、おおむね同感、共感の言葉が多かった。途中から石垣りんさんのことを思い出しながら読んでました。

  • ともこ

    「なるほど」と思える言葉が満載だったが、あまりにも数が多くて覚えきれなかった。とにかく、元気に上機嫌でしゃぁしゃぁと生きようと思った。

  • フッセル

    P3 人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接することと思っている。しかしこれは中々にむつかしい。相手の許容能力にもよるし、性格にもよる。上機嫌の登場方法にもよろうし、生育文化の質にもよろう。商人世界の雰囲気と、全く異質の職業集団によっても、色合はがらりとちがうものだ。

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