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歳月がくれるもの まいにち、ごきげんさん 文春文庫

Seiko Tanabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167918811
ISBN 10 : 4167918811
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

独身を謳歌する、それは楽しい。結婚したら、それも楽しい。自分のいいところは自分でちゃんと知っている。「大人になるって難しいのよ。でも大人にならなくてはダメ。死ぬまでにはね」―小さな振る舞いに「やらかい気持ち」を込めて、どんどん身軽に素直になりましょう。人生を楽しむ達人があなたに贈る25個の宝物。

目次 : 女の可愛げ/ 続く恋、終わる恋/ 夢をかなえる/ 初めましての作法/ 仕事と家庭の両立/ おしゃれは人のためならず/ 好きなものには溺れよ/ いい匂いのする人/ 男の誠実/ 女友だち、男友だち〔ほか〕

【著者紹介】
田辺聖子 : 1928年大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者。06年文化勲章受章。19年6月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • クプクプ

    田辺聖子さんは小説を書くことが大好きで睡眠時間を削って小説を書いてきたそうです。他人と自分を比べているうちは視野が狭くて世の中が見えていないそうです。世の中は、まだまだ知らない広い世界があるそうです。私は今日、彼女と一年ぶりにデートをし、正に歳月がくれるものの意味を噛みしめて、帰りの電車の中で嬉し涙が止まらなかったです。大阪弁のリズムが心地いい、田辺聖子さんの晩年のエッセーです。軽い読み物ですが、私には強烈な成功体験を与えてくれました。

  • aika

    何度も読み返した単行本を親友に贈ったので、可愛らしい文庫で再読です。戦渦の少女時代に抱いた小説家の夢をあたため続けて、結婚後に夫の4人の子供たちを育て上げた田辺さん。その温かくユーモラスな中に芯のある言葉たちは、予定調和でないと何かと不安がる私の背中をいつもポンッと押してくれます。「人生ってね。自分で何もかも選べるものと違う。勝手に向こうからやってくるものなんですよ。だから柔らかな心で大きく迎え入れた方がいい。めぐりあいを愉しんだらいいんです。そうすると、そこから拓けていくものが必ずあるから。」

  • aika

    木漏れ日が差し込み、風に揺られた木の葉がさらさらと音を立てる涼やかな公園のベンチで読了。思わずクスッと笑みがこぼれて自然と肩の力が抜けるおせいさんのやわらかくて力強い言葉が全身に染み込んでくるようでした。どことなく、自分に自信がもてなくて、このままでいいのか、とか、将来どうなるだろう、どうすればいいんだろう、と気分が重くなるときに決まって手にとる本です。笑顔で日々を過ごそうとする自分を肯定してくれます。「自分はいいもの持ってる。この道はきっといいとこに続いてる。それを信じなかったら、仕方ない。」

  • aika

    そうだ。私には、あの本がある。漠然とした焦燥感や不安に駆られるときに、そう思える一冊に出会えたことは、私の幸福だと感じます。田辺聖子さんの柔らかくて、それでいてしゃんとした宝石みたいな言葉たちに触れると、やっぱり自分の人生は他の誰でもない、自分にしか生きられない。迷いの中にあっても、すっと胸の中に柔らかい筋が1本通ったような、そんな心地になれました。とはいえ、心を乱される日々…「まいにち、ごきげんさん」をおまじないにしたいと思います。

  • pirokichi

    NHK BSで再放送している田辺聖子さんの自伝的ドラマ、朝ドラ「芋たこなんきん」にはまってしまい、田辺聖子さんの本が読みたくなって。本放送時も好きだったが、16年分年を重ねた今のほうがより心にじわりじわりとくるみたい。本書は2011年から2012年10月にかけて行ったインタビューを聞き書きしたもの。芋たこの町子さんはやっぱり聖子さんで、徳永先生はかもかのおっちゃんで、子ども達はやっぱり聖子さん家の子どもたちだってうれしくなった。「生きるって楽しいことよ。人生はいいもんです…」聖子さんの言葉は元気が出る。

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