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徳川家康 新装版 角川文庫

Seicho Matsumoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041123362
ISBN 10 : 4041123364
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

天文11年、三河の国岡崎。周囲を強敵に囲まれた小さな大名家に、ひとりの男の子が誕生した。竹千代と名付けられた少年は、家を守るために幼い頃から人質生活を余儀なくされる。元服を機に故郷への帰還を果たした竹千代だったが、すぐに強敵・織田信長との戦に巻き込まれて…。天下を併呑し、歴史にその名を刻んだ傑物・徳川家康の波瀾と超克に満ちた、獅子のごとき生涯。大作家・松本清張が描く、最も分かりやすい家康伝。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年、福岡県生まれ。印刷工を経て朝日新聞西部本社に入社。53年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。56年、朝日新聞を退社し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。代表作に『ゼロの焦点』『点と線』『小説帝銀事件』など。社会派ミステリーを始め、歴史・時代小説、古代史・近現代史の論考まで執筆は多岐にわたる。作家生活約40年の間に、随筆や日記も含めて約1000編の作品を発表し、編著も含め約750冊の著書を刊行した。92年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • レモングラス

    松本清張が小学生・中学生向けに家康の伝記としてまとめたもの。エピソードも難しくなく馴染みやすい。子ども時代から天下を取るまでの道筋を読むうちにすっかり家康のファンになり、今度増上寺に行ったら御守りを買おうかしらとか、次の旅行は日光東照宮に行こうなどと夫に話し、縁の地をあらためて訪れたくなったり、つい喋りたくなる読書だった。勝運御守は読了の数日後に買いに行きました。家康、70歳の時に恐ろしい敵に出会う。それは「死」。今まで慌てず、騒がず、悠々としていた家康が焦りだす。ラストの偉人とはの一文もいい。

  • じいじ

    戦国時代の好きな武将を三人上げろと問われたら、躊躇うことなく、信長、秀吉、家康と答える。「信長…」を読んだばかりなので、徳川家康をもっと知りたくなった。今作は清張が、少年少女向けに易しく書き上げたらしいが、丸裸の家康を見ているようで面白かった。広大な関東平野の江戸に目をつけたのは家康と言われているが、秀吉の命令だったそうだ。家康を語るには「関ヶ原の戦」なくして語れない。もしも、この戦いに家康は負けていたら…、現在の日本のカタチ姿はどうなっていただろう? こんなこと考えていると、今晩も眠れなくなりそうです。

  • どぶねずみ

    厚みのない本なので、徳川家康についてサラッと学ぶにはちょうどいい作品かもしれない。もっと掘り下げた歴史物語を求めていたら、物足りなさも感じるかもしれない。将軍職をたったの数年しか務めていなくても家康公の業績はあれもこれもと数多いのだ。辛抱強く育った生い立ちなので、何をするにも地道に辛抱強く、そして計略的に成り上がった人物だ。トップに立たなくとも辛抱強い生き方は真似したい。

  • 森林・米・畑

    松本清張氏が小・中学生向けに家康の伝記としてまとめたもの。しかも1964(昭和39)年刊行だから60年前だ。研究も進んで見直す点もあるだろうが、わずか250頁で家康の一生を分かり易くまとめており、入門書として最高だと思う。家康から学ぶべき教訓や言葉には重みがある。表紙が松潤に似てるのは大河に合わせたのか?

  • なにょう

    1964年(昭和39年)定価260円。旧版を読む。かれこれ60年前に出された本だが、差し支えない。★今年の大河は家康公が主人公なので。大河ドラマが始まってから、同僚に築山殿の運命は?と聞かれ、殺害されると返答するも、その理由がはっきり答えられなかったのもある。築山殿の死因は現在もはっきりせず、本作では武田内通説をとる。いずれにせよ、正妻と嫡男に手をかけざるをえなかった家康公の苦衷が偲ばれる。★三英傑の話は耳にたこができるくらい聞かされているので、今までのおさらいとして読んだ。

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