Violin Concerto: Menzel(Vn)Steijn / Leipzig So +mendelssohn: Violin Concerto

メンデルスゾーン、シューマン：ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は、長期にわたる作曲期間と、献呈先であるフェルディナンド・ダヴィッドとの共同作業を経て生み出され、初演時から大成功を収めた人気作です。一方、シューマンのヴァイオリン協奏曲は、斬新な和声と劇的な雰囲気を持つ晩年の作品。シューマンの死後、初演されることもなく80年間も忘れられていましたが、近年は演奏機会も多くなっており、このアルバムのソリストのメンツェルも「この曲が作曲家の内面世界を、最も深い苦悩から最高の歓喜に至るまで明らかにしている」と捉えています。
　アルブレヒト・メンツェルは、ポーランドのリピンスキ国際コンクールでグランプリ、パガニーニ国際コンクールやダヴィド・オイストラフ・コンクールで上位入賞を果たし、13歳でドレスデン音楽祭にソリストとしてデビューしました。ロンドン・フィルやミュンヘン放送管など多数のオーケストラと共演し、クルト・マズア、ワシリー・ペトレンコらのもとで演奏。アンネ＝ゾフィー・ムターとベルリンのフィルハーモニーやカーネギー・ホールなど国際的会場で共演し、室内楽ではギドン・クレーメルやイゴール・レヴィットらと活動。マスタークラス参加や奨学金受賞歴も豊富で、「OEHMS CLASSICS」からはアルバム『thoughts』をリリース。自身が創設した音楽祭やコンサート・シリーズを主催するなど多彩な活動で知られます。（輸入元情報）

【収録情報】
● メンデルスゾーン：ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
● シューマン：ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO.1

　アルブレヒト・メンツェル（ヴァイオリン）
　ライプツィヒ交響楽団
　ロベルト・ファン・スタイン（指揮）

　録音時期：2025年1月2-4日
　録音場所：ライプツィヒ、ボルナ文化会館
　録音方式：ステレオ（デジタル）