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Kreisleriana, Gesange Der Fruhe, Allegro: Pollini

Schumann, Robert (1810-1856)

User Review :4.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4713702
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ポリーニ/シューマン作品集〜クライスレリアーナ他

2001年6月デジタル録音(4Dオーディオ)。深い創造力と表現力、そして心憎いほどの卓越した心理的描写でシューマンの夢幻界へと誘うポリーニの《クライスレリアーナ》は意外にも初録音。
 これまで、熟成した至芸と知的な解釈で聴かせてきた彼ですが、今回の演奏はシューマンの詩的な世界を見事に表現し、作品の裏側にある深い情緒を感じ取ることのできる演奏です。牧歌的雰囲気を感じさせる主要楽節と2つの間奏曲で構成されている第2曲は甘い旋律の中にやや陰鬱な表現が印象的。静かな祈りの曲のような第4曲ではシューマン心の声を深みのある、あたたかな音で聴かせています。華麗で技巧的な第7曲は隠された美しい旋律線から生み出される多彩な音色に心奪われます。シューマンのクララへの愛の隠し言葉が折り込まれたこの作品を彼の音は雄弁に物語っています。
 また、アレグロop.8と暁の歌op.133ではロマンとファンタジー溢れる演奏を聴くことができます。

Track List   

クラシック曲目

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  • Robert Schumann (1810 - 1856)
    Allegro for Piano in B minor, Op. 8
    Performer :
    Pollini, Maurizio (Piano)
    Conductor :

    Ensemble  :

    • Period : Romantic
    • Style :
    • Composed in : 1831, Germany
    • Language :
    • Time : 9:14
    • Recorded on : 06/2001, Hercules Hall, Munich, Germany [Studio]
  • Robert Schumann (1810 - 1856)
    Kreisleriana, Op. 16
    Performer :

    Conductor :

    Ensemble  :

    • Period : Romantic
    • Style : Fantasy
    • Composed in : 1838, Germany
    • Language :
    • Time : 29:8
    • Recorded on : 06/2001, Hercules Hall, Munich, Germany [Studio]

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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”ロベルト・シューマンのクララへの想い”...

投稿日:2011/07/15 (金)

”ロベルト・シューマンのクララへの想い”などと言うロマンティックな表現とは無縁な演奏だと思います。 もう少し高めの温度(?!)の演奏の方が楽しいかもしれません。

Marthy さん | POLAND | 不明

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賛否両論あると聞いていましたが、ここでも...

投稿日:2010/06/19 (土)

賛否両論あると聞いていましたが、ここでもそうですね。それもわかる気がします。『クライスレリアーナ』に今まで求めていたイメージとは確かに違うものがこの演奏では実現されているように思えます。もう少し身をよじるような昂揚感がほしいとは私も思います。しかし、最後の『暁の歌』を聞いて少し納得。最後のこの曲との接続が意識された演奏なのかもしれません。ポリーニがシューマンの秘曲『暁の歌』を録音してくれたことにはともあれ感謝です。

Stuemper さん | 愛知県 | 不明

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最初にこの録音を聞いたとき「ん?この演奏...

投稿日:2010/05/04 (火)

最初にこの録音を聞いたとき「ん?この演奏はホントにイイのか?」と 疑問に感じました(特にクライスレリアーナが)。 だけど何故か無性に聴きたくて繰り返し5〜6回聴いてみてようやく 自分が何に惹かれているのかが分かりました。 結果的に言うとこの演奏が(音質も含め)自分が今まで聴いてきたシューマンの録音の中で1番、シューマン的だからです。 70年代初めの「幻想曲」80年代の「交響的練習曲」そして2000年代に入ってからの「ダヴィッド同盟舞曲集」そしてこの本盤。年月を置き回を重ねるごとにこの人の演奏はシューマンという人間に近ずいているような気がする。そして本盤はその到達点であると思う。 シューマンとは、内田光子のように明確に自分の意思を形にして表現出来る人ではなくペライアのように一息に激しく且つ美しく表現出来る人ではないと思う。彼の内省的な激しさは時に伝わりにくく不器用にさえ思われる。 R.ゼルキンがベートーヴェンの音にこだわってきたのと同じようにポリーニもシューマンの音にこだわってきたのではないか。 ライナーにも書いてあるがシューマンがクララにクライスレリアーナについて送った手紙「この曲はあなたとあなたへの気持ちが主役です」 クライスレリアーナのみならずアレグロ、暁の歌、このディスク全体を通してシューマンの本質が見えてくる気がするが如何だろうか?

しばお豆蔵 さん | 岐阜県 | 不明

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