CD

Piano Sonata, 13, 17, Etc: Ashkenazy

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCD7485
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

フランツ・シューベルト
1.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D850
2.17のドイツ舞曲(レントラー集) D366から
3.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D664(作品120)
4.ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817

ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

録音:1975年4月(1,2)、1966年6月(3,4) ロンドン

【デッカ創立90周年】【デッカ銘盤1200 The Best】【ルビジウム・クロック・カッティング】
シューマンが「勇ましいニ長調のソナタ」と呼んだ第17番、また若かりし頃に作曲されシューベルトのソナタの中では最もコンパクトな第13番。2曲のソナタに2つの小品をカップリングしたアシュケナージによるシューベルト・アルバムは、卓越した演奏技巧とみずみずしい音楽性が存分に発揮された名盤といえるでしょう。(メーカー資料より)

Track List   

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アシュケナージは、LP時代にシューベルトの...

投稿日:2021/03/12 (金)

アシュケナージは、LP時代にシューベルトのピアノ・ソナタのうち第13番、第14番、第17番、第18番の4曲を録音していて、デジタル期に第20番、第21番の後期の2曲を録音している。今にして思うと、それぞれの楽曲がアシュケナージの活動期のふさわしい時期に録音されているように感じる。第13番は1966年の録音なので、1937年生まれのアシュケナージはまだ29才。シューベルトのチャーミングな旋律と、爽やかな情感とスピード感で描いている。ほのかに肉厚な音色で、旋律に相応しい色付けが与えられ、ことに終楽章はお花畑を散策するような、華やぎと若やぎの双方が感じられる。この楽曲の魅力を伝えるには、相応のセンスや感受性が求められるが、元来詩情豊かなアシュケナージのピアニズムは、それらを表現するのにうってつけである。第17番も安直にアプローチすると冗長さの目立つ楽曲であり、場合によっては凡庸に響いたり退屈に聴こえたりするのであるが、アシュケナージの演奏であればそのような心配とは無縁。心地よいスピード感の中で、構造性を維持しながら、メロディに込められた情感を、程よく歌ってくれて、飽きない、第2楽章の零れ落ちるほどの情緒も、この演奏の魅力。個人的に余白に収録されたハンガリアン・メロディーは、なかなか取り上げられないが、好きな作品。今もなお、アシュケナージのこの録音を愛聴している。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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