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Extemporize-impromptus D, 899, 935, Fugues: Shuann Chai(Fp)

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
COBRA0091
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

フォルテピアノによるスーアン・チャイのシューベルト!

オランダに拠点を置き、モダン・ピアノとフォルテピアノ両方の名手であり、ソリストとして、また室内楽奏者として活躍するスーアン・チャイ。このアルバムではフォルテピアノを操り、作曲当初は難解とされた『即興曲』をフォルテピアノで演奏しています。彼女はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタで佐藤俊介と共演、またラ・フォル・ジュルネにも出演し、日本でもなじみ深いアーティストです。ヨーロッパの批評家からその演奏は「感受性が豊かでコミュニケーション力が高く、温もりのある感情に満ちています。」と絶賛されています。
 シューベルトの『即興曲』は決して癖がない作品ではありませんが、曲間に2つの『フーガ』を収録したことが良いアクセントとなって聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:
● 4つの即興曲 D.899, Op.90
● フーガ ニ短調 D.24c
● フーガ ハ長調 D.24a
● 4つの即興曲 D.935, Op.142

 スーアン・チャイ
(フォルテピアノ/ミヒャエル・ローゼンベルガー製、ウィーン、1820年頃)

 録音時期:2023年3月28-30日
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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フォルテピアノならではの美しい音と特性を...

投稿日:2024/10/12 (土)

フォルテピアノならではの美しい音と特性を最大限に活かして、ロマン的な感情移入で奏でられていると感じた。音たちが素直に伸びていき響きとなった時の余韻が得も言われぬ美しさを感じさせる。一音一音にフォルテピアノの、そしてそれを念入りに弾きこむ(惹きこむ)スーアン・チャイの確かな技術。フォルテピアノは現代のピアノ以上に個性があると思うが、彼女はそれを熟知し、かつ愛しているからこそこうした演奏ができるのかな、と思ってしまう。  即興曲集では音楽の伸縮が自在で溜めや間合いの加減がシューベルトの心の綾を撫でるかのよう。その間に挟まれて珍しいフーガ2曲。私は当盤で初めて聴いたが即興曲で幾分心があつくなったのをクールダウンするようなタイミングなのが新鮮だった。  以前からラ・フォル・ジュルネやサントリーホールの室内楽フェスなど参加もあり聴きたいと思いながら叶わずにいたが、先日(2024年10月)浜離宮朝日ホールで佐藤俊介氏と夫妻による、ブラームスのヴァイオリン・ソナタを中心とした公演を聴くことができた。その時はJ.B.シュトライヒャー(ブラームスの自宅にあったモデルとほぼ同じものらしい)のフォルテピアノを聴かせてくれた。深く落ち着き、ズシッとしながら音がきれいに伸びていくピアノの音色と美しい演奏を堪能できた。実は当盤はその会場で入手したのだが、正解だった。この演奏会と当盤のシューベルトを聴き、もっと彼女のディスクが増えてもいいと思うし、聴かれるべきだと思った。(今まで聴いてこなかった自分は棚に上げているが…) ささやかな希望だが、できれば浜離宮朝日ホールの公演の曲目を同じ楽器で録音してもらいたいものだ。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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