(Strings)Schubert String Quartet No.14, Shostakovich Chamber Symphony Op.110a : Lavard Skou-Larsen / Salzburg Chamber Solists

ラヴァー・スコウ=ラーセン編曲による
『死と乙女』の弦楽合奏版

1991年にラヴァー・スコウ=ラーセンが優れた室内楽奏者を呼びかけ設立したザルツブルク・チェンバー・ソロイスツによるシューベルトとショスタコーヴィチ。シューベルトの『死と乙女』はマーラー編曲による弦楽合奏版が一般的ですが、このアルバムでは、ラヴァー・スコウ=ラーセン自身による編曲版を使っています。もう一方は、ルドルフ・バルシャイ編曲によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番の室内交響曲版。バルシャイのショスタコーヴィチ編曲は見事で、現在の室内オーケストラの重要なレパートリーとして定着しています。
　本盤の魅力は、シューベルトとショスタコーヴィチの鋭利な弦楽四重奏が、後期ロマン的な豊かな響きに読み替えられ、新たな側面を描き出している点。一見共通点のない作曲家ですが、室内オーケストラの編成にすることにより、魅力的な旋律線が浮かび上がり、調和のとれた巧みな響きを楽しむことができます。(輸入元情報)

【収録情報】
● シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』 (弦楽合奏版、スコウ=ラーセン編)
● ショスタコーヴィチ:室内交響曲 Op.110a(原曲:弦楽四重奏曲第8番、バルシャイ編)

　ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
　ラヴァー・スコウ=ラーセン(指揮)

　録音時期:2001年
　録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
　旧品番:COV30201