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"String Quintet, String Quartet No.14 : Pavel Haas Quartet, Danjulo Ishizaka(Vc)(2CD)"

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SU4110
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

Following the success of their 2011 Gramophone Recording of the Year album, Pavel Hass Quartet presents Schubert's two paramount mature works rightly ranked among the most valuable chamber gems. The String Quartet in D minor has a sort of dark cipher encoded within, and Death and the Maiden reflects the quotation from Schubert's eponymous song in the second movement. The Quartet invited the exceptional German-Japanese cellist Danjulo Ishizaka into the mix, whose qualities were concisely described by Mstislav Rostropovich as 'phenomenal in his technical ability; perfect in his musical creative power.'

Track List   

  • 01. STR QT in G, Op. 10: L. Anime Et Tres Decide
  • 02. STR QT in G, Op. 10: LL. Assez Vif Et Bien Rythme
  • 03. STR QT in G, Op. 10: LLL. Andantino, Doucement Expressif
  • 04. STR QT in G, Op. 10: LV. Tres Modere
  • 05. STR QT in F: L. Allegro Moderato. Tres Doux
  • 06. STR QT in F: LL. Assez Vif. Tres Rythme
  • 07. STR QT in F: LLL. Tres Lent
  • 08. STR QT in F: LV. Vif Et Agite

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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パヴェル・ハース弦楽四重奏団は、私が現代...

投稿日:2021/07/08 (木)

パヴェル・ハース弦楽四重奏団は、私が現代最高と考える弦楽四重奏団の一つ。本アルバムは、彼らがはじめて録音したドイツ・オーストリア系の音楽である。弦楽五重奏曲では、ドイツ生まれの日系ドイツ人チェロ奏者、石坂団十郎(1979-)が加わる。なお、この録音に前もって、パヴェル・ハース弦楽四重奏団はメンバーの変更を行っており、第2ヴァイオリン奏者がエヴァ・カロヴァから、マレク・ツヴァイベルに交代している。とはいえ、パヴェル・ハースのスリリングで熱血的な味わいは維持されている。弦楽四重奏曲第14番は普通の落ち着いたテンポで開始されるが、この楽曲に込められた情緒的な箇所に差し掛かっても、彼らは情感のためテンポを安易に緩めることはなく、つねに高いテンションを維持し、拘束感のある引き締まった運動を行う。そのため、このロマン派の傑作といえる室内楽は、予期しないほどの古典的な端正さを保つ。しかし、その一方で、隙のないアンサンブルが、細やかなアクセントを見事なタイミングで繰り出すため、音楽を聴いているものは、グングンと音楽の内奥の世界に引き込まれていく。第2楽章の有名な変奏曲も、同様のスタイルで、常に客観的で鋭利な視点を保ちながら、的確にリズム感を高め、音楽の求心力を生み出していく。そのため、この楽章の後半は、突き詰めたような緊張感に満ち、特有の荘厳な気配を引き出している。スケルツォとフィナーレも「クールだけど熱い」彼らの音楽が全開し、清々しく情熱的だ。この通常ならば相反しかねない異なる要素を、同時に高い次元で表現できるところが、彼らの最大の特徴に思う。弦楽五重奏曲も素晴らしい。直截で、線的なソノリティを堪能させてくれる演奏だ。長大な第1楽章も、真摯に、かつ切り込みの深い音で、相剋を刻むように音楽を作り上げている。リアリスティックで、室内楽の緊密さを感じさせる仕上がり。とはいっても、流れる音楽は豊饒で、弦の鳴りの立派さ、音の大きさも申し分ない。第2ヴァイオリンとヴィオラによる内声の肉付けも十分な質感があり、シャープでありながら、この大曲を奏でるのに必要な音の重さも兼ね備えている。やはり、この楽団はタダモノではない。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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