CD

ピアノ・ソナタ第16番: グルダ

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PHCP9348
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

ソナタでは、グルダの鋭いリズム感覚に彩られた第1楽章や終楽章がひときわ印象に残る。(2)以下は録音年がさらに古いため、音質がかなり異なるが、いずれも軽快かつ爽やかだ。生粋のウィーン人グルダが同郷のシューベルトに寄せる思いも、見え隠れする。(原)(CDジャーナル データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
生粋のウィーンっ子グルダが、同郷シューベ...

投稿日:2025/04/01 (火)

生粋のウィーンっ子グルダが、同郷シューベルトの名作ソナタを生き生きと歌い切った名演!まずは急速部での畳み込むような気迫と強靭なリズムが圧巻で、特に終楽章終結部にかけての沸き立つ生命力&緊迫感そして鋭い追い込みは凄絶!スケルツォの引き締まった俊敏性もピカイチ!それでいて強引さや粗雑さは皆無、一音一音から溢れ出る歌と鮮やかなエナジーの放射に、グルダはやはり並々ならぬピアニストであったと痛感。緩徐楽章もそよ風の如き心地よい歌と動的な高揚の描き分けが実に見事で、シューベルトの音楽が持つ歌謡性を存分に発揮させた情感豊かな歌い回しを聴くと、グルダがウィーン三羽烏の1人であったことを改めて実感させる。2つのスケルツォとD899の4番ももちろん名演で、特に後者はグルダ最晩年の全曲録音も感動的だが、若き日のこちらも決して劣らぬ名演で、豊かな叙情性と粒立ちを両立したタッチで我が心を魅了。音質はオン気味でソナタは特に鮮明、グルダの鮮やかなピアニズムを克明に捉えている。

スノードロップ さん | 広島県 | 不明

0
★
★
★
★
★
フリードリヒ・グルダはウィーン生まれなの...

投稿日:2021/06/23 (水)

フリードリヒ・グルダはウィーン生まれなので、シューベルトは同市民なのだ。だからシューベルトに対する思い入れは人一倍なのだろう。CDに収められているのは、1)ソナタ第16番イ短調作品42 D.845,2)スケルツォ変ロ長調 D.593-1,3)同変ニ長調 D.593-2,4)即興曲変イ長調作品90-4 D.899-4の4曲である。1は、極めて内省的な音楽だが、グルダの演奏はリズム感鋭く、第3楽章(スケルツォ-トリオ)・第4楽章(ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェ)は凄まじい印象を残す。グルダのシューベルトは個性的で、グルダの中でシューベルトが咀嚼され(例えが適当でないかも知れない)、そしてグルダの音楽として表現される。録音は1977年と比較的新しく、オン気味のマイクとも相俟って繊細なタッチを余すことなく捉えている。2と3は1965年の録音。音色がやや冴えないが、軽快で爽やかな印象である。4は、1961年と録音はこのCDで最も古い。即興曲というジャンルは、グルダにとっては得意中の得意で、モーツァルトの幻想曲に該当する。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

0

Recommend Items