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夢みる葦笛

Sayuri Ueda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334911218
ISBN 10 : 4334911218
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan

Content Description

日本SF大賞受賞作家、上田早夕里の真骨頂!妖しくも宝石のごとく魅力を放つ珠玉の傑作短編集!!人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―あなたの想像を超える全10編を収録!!

【著者紹介】
上田早夕里 : 兵庫県出身。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞しデビュー。2010年に発表した『華竜の宮』が、『SFが読みたい!2011年版』のベストSF2010において国内篇1位となり、2011年には第32回日本SF大賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    【異形】の上田ワールド短編10作収録。恒川光太郎さん風味の「眼神」もあれば『リリエンタールの末裔』が生物学者となって宇宙に飛び立ったような「プテロス」あり、と多種多様。個人的にハマったのは「滑車の地」波打つ泥の下、人間など丸呑みしてしまう泥蛇など、危険で異形の泥棲生物が潜む【冥海】に立ち並ぶ塔と鋼柱の地上世界。古い時代の建造物は居住区となり、塔や鋼柱を結ぶ炭素ロープをハーネス付きとはいえ、滑車を掴んで滑走移動する人間たち。劣化したロープ断裂すれば、冥海に落下・泥棲生物の餌食となる。人類は冥海の底・地下→続

  • みっちゃん

    この印象的な表紙に魅せられて衝動買いしてしまったが、全く後悔なしの短編集。禍々しくも美しき異形たち、まるで相反するもののように思われる、呪術と科学の融合。この想像力と創造力。上田女史は現代における預言者なのではあるまいか。地球の、そして人類の来るべき姿を見据えてすっくと立つ孤高の姿が幻視できるような気がする、圧巻の一冊であった。

  • ケンケン

    (494冊目)深紅の碑文以来の上田作品。まだまだ知らなかった力量を垣間見る事が出来た短編集であった。まさに十人十色、ホラーありSFあり幻想モノありと読者の想像力を掻き立てる物語の数々に大満足!! まだまだ続きを読みたい作品が幾つかあったのも本音。 装丁が作品の雰囲気とマッチしているのも秀逸。『上海フランス租界チジロ三二〇号』やナウシカっぽい『滑車の地』など気に入った作品は数知れず。 今年のオススメ本の一冊♪ 

  • のんき

    10編のホラーっぽいものもあるSF短編集でしたあ。虫とか出てきて気持ち悪い場面もありました。ロボットでも人間になりたいのかなあ!酷い、血も涙もない人間でも!逆に、わたしみたいな人間からしたら、知能あるロボットとかが人間みたいになってほしいな。この作品に出てくるロボットとか生物が好感の持てるのが多かったからかもしれません。感情もある人間みたいになったら、もっと仲良くなれるし、お互いにわかりあえるのになあ。ペットとしてもいいけど、お友だちになれたらもっといいのになあ!

  • naoっぴ

    読みごたえ満点のSF短編集。丁寧に構築された緻密な世界観、その中で生きる人間の物語。短編ごとに違う世界が繰り広げられ、頭をクリアにしていないと置いていかれそうになるほど多彩。幻想的なものから宇宙科学的なもの、世紀末的なものなど、一体上田さんの頭の中はどうなっているのだろう?おぉたっぷり読んだ〜と思ってページを見ると325頁の普通の本なのね(^^; なんともすごい読みごたえですよ。どれも良かったけど、「滑車の地」の世界観の凄さと、人工知性体の話の「アステロイド・ツリーの彼方へ」の切ない余韻が心に残った。

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