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日本沈没 下

Sakyo Komatsu

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094080667
ISBN 10 : 409408066X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

とにかくその日が来る前に。政府は日本人全員を海外へ移住させるべく、極秘裏に世界各国との交渉に入った。田所博士は週刊誌で「日本列島は沈没する」と発言して、物議をかもしていた。小野寺は極秘プロジェクトからはずれて、恋人・玲子とともにスイスに旅立とうとするが、運悪く玲子は、ついに始まった富士山の大噴火に巻き込まれ行方不明となってしまう。そして、日本沈没のその日は予想外に早くやってきた。死にゆく竜のように日本列島は最後の叫びをあげていた。日本人は最悪の危機の中で、生き残ることができるのか。未来をも予見していた問題作。

【著者紹介】
小松左京 : 1931年、大阪市生まれ。京都大学文学部でイタリア文学専攻。日本のSF界の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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日本沈没2020が話題になっていますが、...

投稿日:2021/03/01 (月)

日本沈没2020が話題になっていますが、そちらに興味を持たれた方は是非ともオリジナルを読んでいただきたいと思います。単なるパニック小説ではありません。太平洋に沈みゆく日本を舞台にして、日本人とは何か、単一民族として暮らしてきたが故の祖国愛とは!ずっと読み継がれていい小説です。おススメです。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    この作品が50年前に書かれたことへの驚き。テクノロジーの多少の古臭さを除けば、これはこんにち起きていること、と言われたら信じてしまうだろう。作者がここで問いかけているのは、パニック小説を使った「日本人としてのアイデンティティ」だと思う。国が滅亡することの恐ろしさ、その時に手を差し伸べてくれるのはどこの国なのか、幸運にも他国に逃げられたとして、そこで生き残れるのはどんな群衆か。現行のドラマはまだ始まったばかりだが、モチーフを借りた別モノとして観た方が良さそう。

  • 三代目 びあだいまおう

    日本中を震撼させた大ベストセラー!我々の住む日本という生命基盤があっけなく海中に沈んでいく!地殻変動で同時多発の地震や噴火が発生し、列島が割れ、列島が傾き、海に飲み込まれていく。1億人以上の世界共通言語を持たない日本人は、列島から逃げて生きられるのか、他国が難民を受け入れてくれるのか?日本という国と歴史の消滅。人類史上惑星史上未曽有でも、未来に何が起こるかなどわかるわけがない。だからこそのリアリティ。エピソードの美しき余韻は素晴らしき民族日本人を映した!今日この瞬間を大切に。大切な人を心から大切に‼️🙇

  • mae.dat

    それぞれの立場で皆んな大変。そんな中でもパンピーお父さんのガッツに目が行ってしまいます。家族の為なら己の人生なんてね。それは置いといて(置くんかい)、移住先を選べるなら何処が良いかなぁ。西インド諸島で、ラムを蒸留して生計を立てられたら良いかも〜。また沈没の憂き目に遭うかなぁ。日本人は時間に拘束され過ぎなのかも。もっと自由な時空間とガイア地球と共に生きようぞ(そんな話だったか🤔)。絵画ブローカーみたいな話ってどうなったんだっけ。良い意味きな臭くて(ってどんなよ)、意味ありげに思っていたんだけどなぁ。

  • おたま

    やっと読み終わった。5章、6章と次第に日本が沈んでいく様子が描かれる。しかし、ここの描写は凄まじい。実に多くの視点から、日本各地の壊滅していく様子や、沈みゆく様が描かれる。国内、国外での日本人救出、脱出の様子も描かれる。それらが実にリアルに描かれている。シーンは目まぐるしく変化していき、非常に多面的に「日本沈没」が描かれる。地質学、地球物理という自然科学だけでなく、政治、経済、国際関係、文化、哲学等、小松左京の博識が詰め込まれている。それだけに、物語の展開に追いついていくだけでも大変なこと。圧倒された。

  • AICHAN

    図書館本。日本が沈没する。この大事態に政府は何をするのか。今の政府なら国会議員と官僚と金持ちだけで国外逃亡する気がするが、この物語の中の政府は、日本民族(アイヌ・琉球民族を含む)の存続を目指して大量の海外移民を模索する。島国日本は太古から島の内だけで生活してきて事足りた。海外に移住するような人は少なかった。島の外が怖く島の内が心地よかったのだろう。けれど災害国である日本は、大量移民についても考えておくべき気がする。その点で参考になる物語だと思う。私は島の内が心地よいわけではないが何もしない派だな。

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