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日本沈没 上 ハルキ文庫

Sakyo Komatsu

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758443777
ISBN 10 : 4758443777
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan

Content Description

鳥島南東の無人島が忽然と消失した謎を探るべく、深海潜水艇“わだつみ”で調査に向かった小野寺は、日本海溝に沿って地殻の活動が、異常に活発化していることに気付く。一方、相次ぐ噴火や地震に異変を感じ取り、行動を開始した地球物理学者の田所博士の前には、渡老人という政府にも隠然たる影響力をもつ人物が現れた。日本の危機を悟った科学者たちは、どうするのか…。今なお日本SFの金字塔として色褪せない名作!

【著者紹介】
小松左京 : 1931年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒。61年「地には平和を」でSFコンテスト選外努力賞。64年に処女長篇『日本アパッチ族』を発表。74年『日本沈没』で日本推理作家協会賞、85年『首都消失』で日本SF大賞を受賞。2011年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 姉勤

    経済や安全保障、そして衆愚という面で沈没しそうな現代日本。嘗て不沈空母と呼ばれていた頃の日本を舞台にしたSF。群発地震が発生する中、小笠原諸島のある島が短時間のうち消失した調査に参加した主人公は、ある秘匿されたプロジェクトへの参加を打診される。さすが、自分の想像力に自身がトラウマや鬱を発症してしまうほどの、「リアル」な描写力。本書を「絵空事」とせず、法整備、インフラ投資、国民の啓蒙に舵を切っていれば、後の阪神淡路大震災、東日本大震災の災禍を多少なりとも軽減できたのではないか。天才は忘れられても見出される。

  • GM職員

    消えた無人島に頻発する地震、日本列島に起こる異変――その先に待つものとは。半世紀前のSF大作を初読み。 この30年で数度の大地震を目の当たりにした現在の読者には、災害への備えのなさ等がもどかしく映るけど、一方で被害描写の想像はつきやすく恐ろしい。倒壊家屋、火災、津波、帰宅困難者。なんとも複雑な気分になるな…。 そんな上巻ラストの首都直下型地震は、僕のような首都圏民に突き付けてくるのだ。これはいつか必ず起こる事態だと。もっとも、落ち着いて適切な行動をとれるかと言われたら自信はないが…。

  • shinn

    日本沈没 大ベストセラー、映画も大ヒットの時は読んでなかった。藤岡弘といしだあゆみの夜の浜辺のラヴシーンにドキドキしてた中坊だったと思う^ ^。ゴリゴリのハードSFな深海探査からそのラヴシーン〜大地震と続く冒頭はスリリングで面白い!ヒットするわけだ。

  • V6_1800

    実は日本沈没はスピリッツで連載してた漫画(一色登希彦版)しか知らなかった。日本のSFの金字塔らしいので借りてきました。小松左京作品読むのはさよならジュピター以来。50年前によくこれだけの作品が書けたものと思う。東京都全体を冷房するとか東京駅八重洲ビルの中を高速道路が通っているとか、現在でも現実となっていない未来像と、現実化しつつある3Dホログラム的なものとブラウン管が共存しているのが書かれた時代を感じさせる。

  • kumi

    図書館で偶然見つけ、有名作品だけど読んだことなかったなと思い手に取った。上巻の半分以上は政治家がー予算がー学者がー調査がーとわちゃわちゃしてる印象。

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