Books

快楽としての読書 日本篇 ちくま文庫

Saiichi Maruya

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480429346
ISBN 10 : 4480429344
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan

Content Description

丸谷書評は、読むに価する本の魅力を、普通の読者に向けてすっきりと語る。そして読者を本屋さんまで走らせる。読書共同体のための本の評判記にして書物の買物案内―そんな見本が123本。石川淳、大岡昇平から池澤夏樹、村上春樹まで、王朝和歌から谷川俊太郎まで、広辞苑、日本国語大辞典から絵本まで。ジャンルを超えた最高必読の本を推薦する文庫オリジナル第一弾。

目次 : 1 書評のある人生(書評と「週刊朝日」/ 扇谷正造と齋藤明が作つたもの/ 書評の条件)/ 2 書評122選(危険な日記―朝日重章/塚本学(編注)『摘録鸚鵡篭中記』/ 話術と散文―池内紀『諷刺の文学』/ 自然と人間の研究―池澤夏樹『母なる自然のおっぱい』/ 姉いもとは巫女―池澤夏樹『花を運ぶ妹』 ほか)

【著者紹介】
丸谷才一 : 1925年山形県鶴岡生れ。68年「年の残り」で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、03年『輝く日の宮』で泉鏡花賞と朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス)の翻訳で読売文学賞を受賞。2011年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
そもそも書評とは何か?から始まっており、...

投稿日:2021/06/16 (水)

そもそも書評とは何か?から始まっており、なるほどと読み始める。ピックアップする書籍は予想を超えるものが多い。小説の書評は面白く読めたが、その他のもの、例えば、辞典・辞書とか和歌集とか、は丸谷才一の知性に追いつけず、私には評価できない・・・未読だが海外編の方はそんなに変化球はなさそう。

いえつん さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • i-miya

    2013.03.13(つづき)丸谷才一著。 2013.03.11 5.戦前の日本にも書評はあった。 6.1951.02『週刊朝日』に『週刊図書館』という書評頁が始まった。 書評要員を人選した扇谷正造は、実に偉かったと思う。 顔ぶれのなかでも、浦松佐美太郎が重要。 7.まもなく42年目迎える『週刊図書館』。 8.『週刊図書館40年』三巻。 ◎扇谷正造と齊藤明がつくるもの。 

  • i-miya

    2013.03.04(初読)丸谷才一著。 2013.03.02 (カバー) 丸谷書評は、読むに値する本の魅力を普通の読者に向けた、スッキリとした語で、本屋へ走らせる。 書物買い物案内、123冊。 石川淳、大岡昇平から、池澤夏樹、村上春樹まで、王朝和歌から谷川俊太郎まで、ジャンルを問わぬ最高、心願の書。 

  • i-miya

    2013.03.05(つづき)丸谷才一著。 2013.03.05 (索引、つづき) +吉田秀和。 +『こんな教科書あり?』(谷川俊太郎他)。 +中村真一郎『再読 日本近代文学』。 +池波正太郎『散歩のとき、何か食べたくなって』。 +井上ひさし『私家版日本語文法』。 +中村元『シナ人の思惟方法』。 +山本健吉。 +岡本かの子『生々流転』。 +杉森久英『小説菊地寛』。 +中村隆英『昭和史T』。 +平野謙『新刊時評』。 +中村元『人生を考える』。 +吉行淳之介『砂の上の植物群』。 

  • i-miya

    2013.03.18(つづき)丸谷才一著。 2013.03.18 ◎話術と散文−池内紀『諷刺の文学』(白水社)。 注目すべき才人が出現した。見事な語り。 古代以来の全ヨーロッパにわたるその手の作品を論じている。 長さ250kmの鯨の話。 鯨に飲み込まれ、その腹の中での様子を語る。 ルキアノス『本当の話』。 本論のガリバー旅行記に入る。 「馬の国」。 この若いドイツ文学者の勉強ぶり。 

  • i-miya

    2013.03.27(つづき)丸谷才一著。 2013.03.26 石川淳の文藝時評(朝日新聞)→『文林通信』。 川端康成・平野謙型と違う新機軸。 (1)単行本に主眼置いた。 (2)点数減る。 (3)小説減り、批評増える。 (4)学者の文章、扱う。 今日の日本文学が過去とのつながり失っていると嘆き。 小説には、騙されて見るという方法。 

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items