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ISBN 10 : 4086806576
Content Description
余命わずかな母・御影に安らかな死を迎えさせようと、真秀は真澄と共に母を連れて、ついに佐保を訪れる。それは次期首長である佐保彦が認めたことではあったが、予言された「滅びの子」が現われたことに、佐保の人々は畏れおののいて……?
そんななか、佐保彦の妹・佐保姫だけは、真秀たち母子にいたわりの心を寄せ、真秀たちが滞在する春日の狩屋を望む地へ、兄に願い幾たびも訪れていた。
瓜二つの容姿を持つ、佐保姫と真秀。
真秀は、佐保彦が己を助けてくれたのは、自分を助けたかったのではなく、妹に似ていたからだろうと、あえて佐保彦を怒らせる激しい言葉を放ってしまう。こみあげてくる思いがなんなのか、真秀自身にもわからないままに。
そんな時、伊久米の大王が、妻問い先の山背・荏名津で中毒(どくあたり)するという事件が起こり、佐保彦は、若首長として難しい決断を迫られることになってしまうのだが……!?
さらには混乱のなか佐保姫が何者かに攫われ、佐保から忽然と姿を消した。
次々と襲う禍事は、佐保を陥れようとする何者かの企みなのか?
佐保の命運は、若首長となる佐保彦に託されて……。
巻末解説:三宅香帆
【著者紹介】
氷室冴子 : ’57年北海道岩見沢市生まれ。’77年『さようならアルルカン』で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞、作家デビュー。80年代から90年代にかけコバルト文庫の看板作家として活躍、一時代を築き上げる。2008年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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よっち
読了日:2025/09/16
ぐうぐう
読了日:2025/10/03
mikky
読了日:2025/09/20
栗山いなり
読了日:2025/10/11
色素薄い系
読了日:2025/10/14
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